京都・洛東 真如堂精霊送り灯ろう供養会2013
大文字の送り火と同じ日に、真如堂で行われるのが精霊送り灯ろう供養会です。祖先の名前を書いた灯籠を奉納し、それを大の字に並べて読経で供養するという法要ですね。
大の字に並べるようになったのは2008年の事で、それ以前は放生池に灯籠を浮かべていたそうです。ただ、狭い池をくるくると灯籠が回るだけで、今ひとつぱっとしなかったため、今の形に改められたのでした。
法要は午後7時30分から始められ、読経の開始と共に灯籠に灯が入れられていきます。ここでは流行のLEDではなく、昔ながらの蝋燭が使われており、一つまた一つと火が点けられて行きました。
法要が始まって暫くすると、参列者による焼香が行われます。基本的には灯籠を奉納した人たちが行うものなのでしょうけど、私も一緒に拝ませて頂きました。ただ、最初はやはり混むので、大文字が点火されたのを見届けた後、誰も居なくなった本堂に戻って一人で焼香して来ました。これって待たなくて済むので、結構良い方法ですよ。
お盆も終わり、祖先の霊を送れば夏も終盤に入ります。夏休みの子供達も宿題の始末に追われている事でしょうね。季節の変わり目が見えてくる、そんな時期を迎えました。
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コメント
今年は五山の送り火が終わっても残暑厳しいですねA^^;
ゆったりとした真如堂の精霊送り灯ろう供養会いいですね。
京阪電車の混雑で、すでにグロッキー気味でしたがこちらのようにゆったり過ごす場所があったなんて驚きです。
投稿: Milk | 2013.08.19 10:48
Milkさん、
暑さは相変わらずですが、
日の入りが早くなった事に季節の移り変わりを感じます。
それに、クマゼミがあまり鳴かなくなった事もね。
ここはのんびりしていましたが、
帰りの電車が混んだのは同じくです。
出町柳や神宮丸太町は避けて地下鉄にしたのですが、
御所帰りの人が大勢乗っていて、あまり変わりませんでした。
まあ、こればっかりはどうしようもないですね。
投稿: なおくん | 2013.08.19 20:24
灯篭も大文字にあやかって並べているんですね
しかも、こんなにたくさんの灯篭に蝋燭を使っているなんて驚きです。
蝋燭の方がもちろんステキですけどね…
京都は灯篭を使った行事が多いような気がします。
夏の夜にはピッタリ合いますね!
投稿: mami | 2013.08.19 22:01
mamiさん、
大の字に並べるのは、時の住職さんの発想だったそうです。
最初は参道沿いに並べる予定だったのを変えたのだとか。
この方がずっと良いですね。
蝋燭の明かりは、暖かい感じがして良いですよ。
揺らめきがあるのも蝋燭ならではですね。
灯籠は確かに多いです。
灯籠送りの伝統もあるでしょうけど、
やっぱり風情があるから使われるのでしょう。
最近は花灯路の使い回しも結構多いですよ。
投稿: なおくん | 2013.08.20 20:26