京都・洛西 愛宕古道 街道灯し 2013
化野念仏寺の千灯供養の当日、地元では800基の行灯で通りを照らす「愛宕古道 街道灯し」が行われます。これは千灯供養への参拝者の迎入れを行うと共に、地元の地蔵盆を兼ねた祭りなのだそうですね。
主催は嵯峨野保勝会で、嵯峨野に庵を営む瀬戸内寂聴さんも力を添えているそうです。行灯の制作には京都嵯峨芸術大学が携わり、地元の小、中、高生もまた行灯作りに関わっている様ですね。
行灯が置かれているのは、鳥居本を中心に、清涼寺から二尊院までの道沿いになります。冬の嵐山花灯路にある灯籠と良く似ていますが、こちらは今年で18回になるそうで、花灯路よりも古い行事という事になりますね。
私が歩いたのは鳥居本だけで他は見ていないのですが、古い街並みに行灯が映え、なかなか風情のあるものでしたよ。もっとも、歩いている人は観光客よりも地元の人が多い様に思われ、やはり地蔵盆の延長という色彩が濃い様に感じられました。
道沿いではずっと虫の音が聞こえており、夏が終わりつつある事を感じさせてくれました。千灯供養と共に、夏の終わりの風物詩として味わうにはよいものですよ。
ただ、嵐山までの帰り道は半ば以上真っ暗で、女性の一人歩きには不用心な感じです。まあ、清涼寺経由で帰れば行灯が続いていたのでしょうけど、遠回りだものなあ。千灯供養も含めて、参加される方はそのあたりも考慮に入れておいた方が良いでしょう。
なお、この行事は毎年8月23日から25日まで行われる様です。千灯供養よりは一日長いのですね。
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