京都・洛東 蓮2013 ~観修寺 8.11~
東寺から一気に観修寺まで移動しました。結構離れた場所ですが、近鉄と地下鉄を乗り継げば、案外楽に行く事が出来ます。
観修寺も初めて訪れる場所です。市内から離れた場所なので、どうしても足が向かなかったのですね。今回は蓮が綺麗に咲いていると聞いたので、訪れてみる気になったのでした。
蓮が咲いているのは氷室池。平安時代に、この池に張った氷を宮中に献上し、その厚さによって五穀豊穣を占った事に由来する名前なのだとか。この日は水面を覆い尽くすように蓮が広がっていました。
蓮の種類は東寺と同じになるのかな。八重の豪華な花ですね。東寺よりは進行が早いようで、半ばは散った後の様でした。
観修寺は真言宗山階派の大本山。開創は平安時代の中頃にまで遡り、醍醐天皇の母の菩提を弔う為に開かれました。南北朝時代に宮門跡寺院となり、今に至るまで格式の高さを誇っています。拝観は庭園に限られており、宸殿や書院の内部を見る事が出来ないのは残念ですね。
この日は象鼻杯という催しも行われていました。これは蓮の葉を盃に見立てて、茎を通して飲むという趣向です。蓮の葉を加えた様が、さながら象が鼻を持ち上げた姿に見える事からこう呼ばれる様になったのでしょう。本来は日本酒を注いで貰って飲むものですが、朝から酔っぱらう訳にもいかないと思ったので、スポーツドリンクにしておきました。
いざやってみると、結構飲みにくいものですね。相当強く吸わないと、口まで下りてきてくれません。日本酒でこれをやったら、結構酔いが早く回るんじゃないかな。蓮の葉は池から採ってきたばかりのものでしたが、あまり香りはしませんでした。やはりスポーツドリンクだと、人工的な味が付いているぶん、分かり難いのかな。
でも面白い経験が出来て良かったです。観修寺では明日17日にも行われるので、興味のある方は行かれてみては如何ですか。
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コメント
勧修寺にはこんなにたくさんの蓮があったんですね。
何度も訪れてますが蓮の頃にはでかけたことがありませんでした。来年のお楽しみにしよう(*^_^*)
投稿: Milk | 2013.08.17 20:46
Milkさん、
観修寺は初めて訪れましたが、氷室池は蓮で埋まっていました。
他の季節の様子は、ちょっと想像出来ないですね。
たしか杜若や花菖蒲の名所でしたっけ。
その季節にまた訪れてみたいと思っているところです。
投稿: なおくん | 2013.08.17 21:11