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2013.07.24

京都・洛中 祇園祭2013 山鉾巡行 ~函谷鉾~

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今日から新町通の山鉾巡行に変わります。新町通を南下するのは、全ての鉾と曳き山、それに山の一部となります。室町通の山などは、姉小路通を左折して自らの鉾町へと向かう事になります。ここでは全部の山鉾を紹介すると日数が掛かりすぎるので、鉾と曳き山のみを取り上げていく事とします。

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さて、先頭を行く長刀鉾に続いて現れた鉾は函谷鉾、鉾としては常に2番手を行く、くじ取らずの鉾ですね。

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この日の前掛けは、「イサクに水を供するリベカ」のタペストリーでした。オリジナルは16世紀末のベルギー製で、重要文化財に指定されているという逸品です。今使われているのは平成18年に復元されたもので、オリジナルに限りなく近い完成度を誇っているそうですね。

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稚児人形は嘉多丸と呼ばれます。江戸時代の天明の大火に拠る焼失まではこの鉾も生き稚児だったのですが、再建された際に人形に変えられたのだとか。やはり生き稚児は大変な負担を強いられる様で維持が難しく、唯一残っている長刀鉾は良くも伝統を引き継いでいるものだと思います。今の稚児人形は平成19年に新調されたものだそうですね。

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見送りは「エジプト天空図」。昭和55年に制作されたものですが、新調なのにおよそ京都とは関係のない図柄を選ぶのが面白いところです。ほとんど全ての山鉾の懸装品がそうなのですが、これも連綿と引き継がれてきた祇園祭の伝統というものなのでしょうか。

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こちらは同じ函谷鉾を御池通で見たところです。こうして緑の間に見る鉾というのも悪くはないものですね。

明日は棒振り囃子が見事な綾傘鉾をお届けします。

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コメント

京都の中通りは狭いから、こんな大きな山鉾が通るのは大変ですね!
電柱スレスレに通るのも、見ていて緊張しそう…
装飾もこっていて美しいです。 (*^_^*)

投稿: mami | 2013.07.24 22:24

mamiさん、

この新町通は狭いですから、大型の鉾が通る時は大変です。
鉾の進行方向を変えるのには、車輪に木の棒を挟んで少しずつ曲げていくのですが、
それをする人たちを車方と言い、特にこの通りでは大活躍をされます。
また、屋根の上に居る人たちが屋根方で、
電柱にぶつかりそうになると、足で電柱を蹴って事故を防ぐなど、
この人達も大変な仕事をされています。
見ているぶんには目の前を大きな鉾が過ぎていくのですから、
それは迫力がありますよ。
山鉾巡行を見物されるのなら、新町通が一押しですね。

投稿: なおくん | 2013.07.24 22:41

祇園祭、お疲れ様でした。

私も前掛けや見送りの異国好み、
いつも疑問に思っています。
個人的には、これでもかっていうほど、
和風の方がいいな~。

投稿: zuzu | 2013.07.25 10:34

zuzuさん、

たぶんですけど、より豪華で珍しい懸装品を競い合って来た、
江戸時代から続く鉾町の伝統なのだと思います。
まあ、新しいもの好きの京都人の血のなせる業という気もしますけどね。
でも、菊水鉾の新しい前掛けは和風になっていましたし、
これから少しずつ変わって行くのかも知れません。
とりあえず、大船鉾がどんな具合になっているのか、気になるところですね。

投稿: なおくん | 2013.07.25 20:05

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