京都・洛西 嵯峨野逍遙 ~竹林の小道~
嵯峨野で最も風情のある道と言えば竹林の小道になるでしょうか。ある意味、京情緒を代表する景色の一つと言っても良いかも知れないですね。
今は若竹が育ち、古い竹も新葉に変わったところで、竹林が一番綺麗な時期かも知れません。地面に敷き詰められた竹の落ち葉も風情を感じさせてくれますね。
この竹林の大半は天龍寺の境内に属する様です。鹿王院にあった古地図を見ると、明治以前の天龍寺は今の数倍の広さを誇る大寺だった様で、竹林のあたりにも小院や塔頭が建ち並んでいた様ですね。
この小柴垣は平安時代からこの界隈にあったもので、源氏物語にも描かれています。その事からすれば、この景色は、天龍寺以前から続くものとも言えそうですね。
その源氏物語に登場する野宮神社では、夏越しの払えのための茅の輪がしつらえられていました。考えてみれば夏至は既に過ぎてしまったし、もうそんな季節になったのかという気がします。明日はその夏越しの払えの当日、ここ野宮神社でも神事が執り行われるそうですよ。ここは嵯峨野の一番人気のパワースポットですし、きっと大勢の人で賑わう事でしょうね。
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