京都・洛東 沙羅２０１３ ～天授庵 ６．２２～

前週、真如堂の沙羅の花が咲いているのを見て、少しこの花を追ってみたくなりました。そこでまず訪れたのが天授庵です。

天授庵の沙羅の木は、入り口から入ってすぐ正面にあります。あまり目立たないのですが、秋にもみじに先駆けて褐色に色付くのでそれと判ります。

この時期にはこうして白い花を咲かせるので、その存在がより明かとなりますね。でも、気づいている人はあまり居ないんじゃないかな。

散った花に風情があると言いますが、ここじゃあまり目立たないものなあ。もう少し大量に散っていないと、なかなか判らないと思われます。

もう一つ、南庭への入り口にも沙羅は咲いていました。こちらの方が、諸行無常を表すという風情を感じ取る事が出来るかな。

南庭の池では、睡蓮が見頃を迎えつつありました。白花ばかりですけどね、この下に錦鯉が来ると、結構映えた色合いになりますよ。

庭園の北側の植え込みでは、桔梗も咲き始めていました。もみじも梅雨の雨によって緑が濃くなり、その美しさを増しています。訪れる人も少ない今、天授庵を拝観するには絶好の季節かも知れませんよ。