京都・洛西 沙羅2013 ~鹿王院 6.22~
沙羅の花を求めて、洛東から一気に洛西へと移動しました。対極ではあるけれど、今は地下鉄と嵐電を乗り継げば良いので、それほど大変でもないですね。
訪れたのは鹿王院、嵐山近くにある古刹です。ここに来るのは初めての事ですね。以前から気にはなっていたのですが、なかなか機会がなく、先日まで放映されていたドラマ、「鴨、京都へ行く」の舞台となったのを見て、じゃあ訪れてみようかと思った次第です。
それに、調べてみると、ここにも沙羅の木がある事が判りました。ちょっと分かり難いけれど、松の後ろ、背の高い木がそうですね。
近付いてみると、根元に沢山の花が散っていました。これは良い感じですね。これぞ、諸行無常を感じさせるという、沙羅らしい落花でしょうか。こういう景色は、なかなか見られるものではないですよ。
鹿王院は、足利義満が建立した宝幢寺という寺の塔頭でした。開山は春屋妙葩、室町期の禅僧を代表する一人ですね。この寺は春屋妙葩の寿塔(生前に造る墓)を守る塔頭として建立されたものでしたが、本寺が応仁の乱で廃絶してしまい、ここだけが残されたのでした。
その後、江戸時代の初期に酒井忠知によって再興され、現在に至っています。本堂では運慶作と伝えられる釈迦如来坐像のほか、足利義満像、春屋妙葩像などを見る事が出来ます。また、舎利殿では、源実朝が招来したと伝わる舎利を収めた多宝塔を安置する厨子を見る事が出来ました。
鹿王院は、この参道が風情があって良いですね。「鴨、京都へ行く」では、松下奈緒、いしだあゆみ、笹野高史がここを歩くシーンが映っていましたよ。秋には紅葉が綺麗でしょうね。シーズンを変えて、また来てみようかな。
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