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2013.02.18

京都・洛中 第47回京の冬の旅 ~三時知恩寺~

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第47回京の冬の旅、3カ所目は三時知恩寺に行ってきました。ここも以前から気になっていたのですが、普段は非公開という事で、訪れるのは初めてとなります。

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ここも霊鑑寺と同じく尼門跡寺院です。ただし、宗派は違っていて浄土宗の寺ですね。創建は応永年間(1394年 - 1428年)に遡り、後光厳天皇の皇女見子内親王が、宮中に安置されていた善導大師の自作と伝える像をこの寺に贈った事から始まるとされます。その際、崇光天皇の御所であった入江殿を賜って寺に改めた事から、入江御所とも呼ばれています。

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三時知恩寺と呼ばれる様になったのは、後柏原天皇の代からとされます。天皇は浄土宗を強く信仰され、宮中において善導大師の六時礼賛(1日6回礼賛を行う法要)を務められたのですが、あまりに繁多で公務に差し支える様になったため、昼間の3回をこの寺で行うように定められたことからこう呼ばれる様になりました。

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その後、天明8年(1788)の大火で堂宇は焼失してましい、現在の堂宇は桃園天皇皇女御恭礼門院の旧殿を賜って再建されました。それが今の殿舎ですが、建材として北山杉が使われており、その縁からか庭にも北山杉が植えられています。襖絵には円山応挙筆の魞漁図が描かれており、琵琶湖の静かな佇まいが感じられますね。

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御本尊の伝導大師像は自作と伝えられていましたが、近年の調査によって江戸時代の作である事が判りました。中から炭化した木材が出て来た事から、やはり火災にも遭っている事が確かめられたのだそうです。他にも、源氏物語をモチーフとした扇面図襖絵や、狩野永納筆の「花鳥図屏風」などを見る事が出来ます。

あと、庭に大きな詫助椿があったな。まだそれほど咲いていませんでしたが、これから盛りになると思われますよ。

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