京都・洛中 巳の絵馬がある御堂 ~妙音弁財天~
今年は巳年ということで、巳に縁のある社寺が賑わっている事でしょうね。その一つと思われるのが妙音弁財天、出町にある御堂です。
妙音弁財天については以前にも紹介しているのですが、御本尊は伏見宮家に伝わっていた弁財天の絵図です。明治より以前、伏見宮家の屋敷がこの地にありました。維新後、宮家は東京に移り弁財天の絵図も一緒に東京に行ったのですが、地元の熱心な誓願により絵図だけ故地に戻され、屋敷跡に今の御堂が建てられたのでした。
妙音弁財天は鳥居があり、拝殿には鈴がとりつけられていて、どこからどう見ても神社なのですが、実は寺という位置付けです。伏見宮家の菩提寺である大光明寺が管理しており、その飛び地境内になっているのですね。寺である証拠に拝殿には真言が書かれており、7回又は21回繰り返して下さいと記されています。まあ、明治以前の神仏混淆の姿がそのまま残っていると思えば良いのでしょうか。
絵図を収めるのがこの六角堂です。火災と盗難から守る為なのでしょうね、塗り籠めの頑丈な造りになっています。なお、現在は絵図は承天閣美術館で保管されており、祭礼時などに元に戻されるそうです。
巳の絵馬は拝殿の内部や背後に掲げられています。巳は弁天様の使いとされているのですね。リアルな絵図から漫画チックなものまで様々ですが、きっと信者さんが手書きしたものなのでしょう。
妙音弁財天は出町柳駅を出て西へおよそ300mです。便利な場所ですし、巳年の年初にお参りするには良い場所ですよ。ただ、境内が狭いので、混雑が心配ですけどね。
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コメント
やはり行かれてましたか。
蛇は弁天様のお使いなので以降と思ってましたが
相方が歩くのが嫌だというのであきらめました^^;ヾ(^^;
こちらで拝見できて良かったです(*^_^*)
投稿: Milk | 2013.01.03 23:24
↑>以降=行こう 変換間違いですm(__)m
投稿: Milk | 2013.01.03 23:25
Milkさん、
巳の絵馬がある所というとやはりここが真っ先に思いつきました。
出町柳から近いというのも良いですね。
3が日にどれくらい混んでいたのか、ちょっと気がかりなところです。
投稿: なおくん | 2013.01.04 21:14