京都・洛中 時代祭2012 ~延暦時代から白川女献花列まで~
ここから延暦時代に入ります。まず延暦武官行進列があるのですが、特に誰という説明は無いですね。ただ、煌びやかな様子からさっすると、たぶんこの人が坂上田村麻呂なのでしょう。
それに続くのが武官の列ですが、他の時代に比べると質素で、やはり古代の匂いが感じられますね。
武官列に続くのが延暦文官参朝列です。この紫の衣装の人が、この行列中の最高位である三位の様ですね。藤原期に比べると、やはり古代調である事が感じられます。
このあたりの行列の関係が良く判らないのですが、たぶん前列ではないかと思われます。この頃になると見物客の出入りが多く、前を塞がれたりして良く見えなかったのですよ。この姿で踊りを奉納したりするのでしょうか。
この後に雅楽の演奏隊が続いていました。
官軍マーチとはまた違った祭りの風情が感じられません事?ここまで来ると行列も最終盤に入ったと判ります。
これは神幸列のご鳳輦です。桓武天皇と孝明天皇の二台があり、こちらは孝明天皇の方ですね。本来は天皇の乗り物ですが、行列の中ではお二人の御霊が祀られているのだとか。この鳳輦に乗られて、今の京都の様子をご覧になるという趣向ですね。
なぜこの位置に来るのかは判りませんが、神幸列の後に白川女献花列が続きます。綺麗な花を売り歩く姿を再現しているのですね。そして、この花は平安神宮で神前に供えられるのだそうです。
行列の掉尾を飾るのが弓箭組列です。源頼政に従った弓矢に優れた人達の子孫からなるという弓箭組を再現した行列で、弓箭組は戊辰戦争の際にも活躍したのだとか。この祭りでは、行列全体を警護するという役目を負っているのかも知れませんね。
時代祭の行列は、全てを見るとおよそ2時間で、かなり長いです。正直言って、ただぼんやりと見ているだけでは飽きてしまいますね。実際、最後の方では有料観覧席には空席が目立ちましたし、私の周囲でも人の出入りが激しくなりました。延暦時代まで行くと、ほとんどなじみが無いという事もあるのでしょうね。
この祭りを最後まで楽しむには、やはり事前の下調べが必要だと思われます。各行列の意味と見所を判っていないと、面白さは半減でしょうね。あるいは、途中で抜け出しても構わないと割り切ってしまう事かな。そうすれば興味のある部分だけを見れば良い訳ですし、それだけ余裕を持って楽しめるというものかも知れません。
何にせよ、こうでなければならないという決まりは無い訳ですから、自分に合った楽しみ方を探るのが良いのでしょうね。私的には、次は平安神宮の様子を見てみたいですね。次に週末に来るのは4年後かな。その時には岡崎に向かってみようかなと思っているところです。
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