京都・洛中 百日紅２０１２ ～拾翠亭 ９．１～

拾翠亭は、唯一残る九条家邸宅の遺構で、茶室として使われていました。

数寄屋風の書院造りで、如何にも公家屋敷らしい華奢な感じがしますね。軽やかな造りとも言えるのかな。

中は肩の凝らない居心地の良い空間で、何時間でもここに座っていたいという場所でもありますね。ただ、そのせいで、寛ぎすぎている人もよく見かけます。

二階から見る九条池も良いですね。特にこの時期は、百日紅の赤が池の緑に映えて見事です。

翠という字は、カワセミという意味も持っているそうですね。私は見た事がないけれど、きっとこの池に来ている事でしょう。あの美しい鳥を、この茶室の窓から眺めてみたいものですね。