夏の旅2012 ~サビエル聖堂~
山口市で、最初に訪れたのはサビエル聖堂です。小高い丘の上に立つ、カトリック教会の聖堂ですね。
サビエル聖堂は、戦国時代に来日したフランシスコ・ザビエルが、大内義隆の許しを受けて山口で布教した事を記念して建てられたもので、現在の建物は2代目にあたり、平成10年に完成しています。このザビエル像が手を置いているのは井戸で、彼が人の集まる場所を選んで説教をしていた事を表しているのだとか。
なお、山口では「サビエル」と濁らないのが正式で、聖堂の名もそうなっています。
サビエル聖堂を訪れるのは20数年ぶりの事で、前回は旧聖堂の頃でした。ザビエルの生まれたザビエル城を模したもので、今とはまるで違った風格のある建物でした。とは言っても昭和27年の建築でしたから、それほど古いという訳でも無かったのですけどね、荘厳な雰囲気に感激したのを覚えています。
残念な事に平成3年に火事で燃えてしまい、旧聖堂は失われました。現在の建物は全く違う姿となっており、わずかに2本の塔が名残を止めている程度かな。寂しい気はしますが、これはこれでセンスの良い、立派な聖堂ですね。
この鐘は平和を祈念してローマ教皇から世界5大陸に贈られたという大聖年の鐘の一つで、日本では広島教区が選ばれたそうです。9時から17時の間は誰でも鳴らす事が出来ると言うので叩かせて貰ったのですが、わずかに触れた程度で大きな音が鳴ったのには驚かされました。良く出来た鐘は、響きも半端ではないという事ですね。とても澄んだ良い音でしたよ。
内部は撮影禁止なので写真はありませんが、以前とは違って明るい雰囲気になっていました。地階にはザビエル関連の資料があって、興味深いものがありましたよ。でも、ここは観光名所というより祈りの場と言うべきなのかな。
カトリック教に興味のある人には、お薦めの場所でしょうね。
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