NHK大河ドラマ50年記念特別展「平清盛」 ~京都文化博物館~
京都文化博物館にて、平清盛展が開催されています。大河ドラマと連動した催しで、東京、神戸、広島に続く開催になります。先の開催地で行かれた方も多い事でしょうね。
私は初日の6月16日に訪れて来ました。初日とあってさぞかし混雑している事だろうと覚悟していたのですが、意外な程空いていたのは雨模様だったせいかしらん。それとも、視聴率が低い事が祟っているのかな。
展示は5章からなり、平氏の勃興から衰退までを、様々な角度から浮き彫りにされています。私的には、兵範記や玉葉、愚管抄など一級の資料を直に見る事が出来たのが嬉しかったですね。また、清盛が祇園女御の妹の子である事を示す「仏舎利相承系図」も興味深かったです。これらの文献を見ているたげで、時間が経つのを忘れてしまう程でした。西行の山家集にも見入ってしまったな。
圧巻だったのは、やはり平家納経ですね。実物を見るのは初めてで、国宝に指定されているのも成る程と頷ける様な見事なものでした。清盛の直筆もあったのですが、とても端正で綺麗な字を書いていたのですね。几帳面な人柄であった事を偲ばせる写経の文字でした。
主な展示物はリンク先のとおり(ただし、東京展のものなので多少の異動があると思われます)で、大河ドラマファンなら必見の内容ですよ。
期間は7月17日までで、入場料は1200円になっています。なお、私は事前に気付かなかったのですが、割引引換券を印刷して持っていけば100円引きになる様ですよ。
| 固定リンク
「義経・平清盛」カテゴリの記事
- 平清盛 第50回 「遊びをせんとや生まれけむ」(2012.12.23)
- 平清盛 第49回 「双六が終わるとき」(2012.12.16)
- 平清盛 第48回 「幻の都」(2012.12.09)
- 平清盛 第47回 「宿命の敗北」(2012.12.02)
- 平清盛 第46回 「頼朝挙兵」(2012.11.25)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント
山家集も!いいですねー。
西行大好きで新潮古典で持っています。
大河は見てませんが、個人的にその時代について調べたりしていたのでとても興味深いです。
京都文化博物館、冷泉家の展示があった際に訪れましたが、この建物自体、趣がある素敵なところですよね。
投稿: ちよ。 | 2012.06.19 12:28
ちよ。さん、
私は西行本を何冊か読んだだけで山家集そのものは持っていないのですよ。
ですので、本物を見て、そこに有名な歌が書かれているのを読むのは、
感激ものなのでした。
今回の大河はご覧になっていないのですね。
でも、この時代に興味があるのなら一度ご覧になられては如何ですか。
これから平治の乱が始まるところですので、
今から見てもきっと楽しめますよ、と誘ってみる。
投稿: なおくん | 2012.06.19 21:41