京都・洛東 ひなまつり つり雛展 ~法住寺~
京都における桃の節句の行事、もう一つは法住寺に行って来ました。ここでは数年前からつり雛展が開催されています。
ウィキペディアで調べると、雛のつるし飾りとして伊豆稲取地方の風習とありますね。また、つり雛展で検索をかけると、日本各地で開催されている事が判ります。つまりは、伊豆で発祥した風習が、その後全国に波及したという事になるのでしょうか。
似た風習として、柳川さげもんという行事もあるのですね。これは起源は別の様ですが、形としてはよく似ています。
法住寺の場合はこの寺に伝わる伝統行事という訳では無く、ご住職の義母にあたる方が制作されているのだそうですね。全て手作りで、とても美しい色使いにしばし見とれてしまいました。
この日は気づいていなかったのですが、後から写真を見ると色々な形の人形があったのですね。たとえば、背景にに写っているのは這い人形で、はいはいを始めた赤ん坊を表しているのだそうです。這えば立ての親心が込められたお飾りなのですね。
今年の法住寺のつり雛展は、3月3日で終了しています。例年ならもう少し長い間展示されていた様なのですが、何か都合があるのでしょう。拝観料は300円でした。
この日はすぐ前にある三十三間堂でも春桃会が開催されており、拝観料なしでの観覧が可能でした。イベントとしては瀬戸内寂聴さんの辻説法があり、この日限定のお守りなどが頒布されていましたよ。来年の桃の節句には、法住寺と併せて訪れる事をお薦めします。
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コメント
昨年は瀬戸内寂聴さんの体調不良で
辻説法が聞けなくて残念でしたA^^;
法住寺のつり雛はほほえましくて心が和みます。
投稿: Milk | 2012.03.07 13:20
Milkさん、
今年の瀬戸内寂聴さんは、とてもお元気でした。
私は行くのが遅くて最後のほうだけしか聞けなかったのですけどね、
声の張りもあって、とてもお年とは思えなかったですよ。
つり雛は手作り感があって良いですね。
それに色使いが見事で、はんなりした雰囲気に溢れていました。
作り手の人柄が反映されているのかもしれないですね。
投稿: なおくん | 2012.03.07 23:11