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2011.11.18

京都の散歩道 紅葉案内 洛北編 2

圓光寺の山門を出て、道を右手に取ります。暫く行くと緩やかな上り坂となりますので、そこを上がりきって下さい。さらに行くとやがて突き当たりとなりまので、ここも右に曲がります。この道はやがて左カーブとなりますが、道なりに歩いていきます。

このあたりに来ると左手に畑が広がり、部分的にですが西山まで見渡せますよ。また、畑には電線が張り巡らされている事に気付くと思います。これは害獣避けの仕掛けなのですが、地元の人が猿にイモを盗られたと話しているのを聞いた事があります。人家の多い地域ではあるのだけれど、猿や猪が出没する場所でもあるのですね。そう思うと、詩仙堂の鹿威しもまた、現役の施設だという事になるのかも知れません。

この道を突き当たりにまで歩くと、曼殊院への参道へと続く道に出る事が出来ます。途中で分かれ道が一カ所あるのですが、真っ直ぐ進むようにという看板があるので、迷わなくて済むと思いますよ。

ここから道を右に曲がるのですが、すぐに急な坂道となって来ます。かなりきつい坂道なのですが、曼殊院にたどり着くにはここを通るしかないので、頑張って上って下さい。暫く行くともみじのトンネルが始まり、その入り口に曼殊院門跡と記した石碑が建てられています。つまり、ここから曼殊院の参道が始まるのですね。

タイミングが合えばこの道も綺麗に染まっている事でしょう。ただし、道が狭い割に車が多く通るので、安全には十分注意して下さい。

ここを登り切ると曼殊院の勅使門の前に出るのですが、その前に左手にある小さな石鳥居を潜ってみましょうか。潜った先にあるのが弁天様が祀られている弁天池です。

この池の周囲にも沢山のもみじが植えられており、曼殊院における紅葉のエリアの一つになっています。ここは紅葉が始まるのが早く、11月前半から見頃になる事も多いですね。祠のある弁天島にはススキも植えられていて、秋の風情に溢れていますよ。

弁天島から元の道に戻って、勅使門へと向かいます。この門は勅使しか通る事が出来ないという格式のある門で、この門の周辺が曼殊院の代表的な景観となっています。周囲はほぼもみじで埋め尽くされており、最盛期にはとても綺麗な景色を見る事が出来るエリアですよ。

紅葉のタイミングは標準的で、11月半ばから後半にかけて見頃となる事が多いようです。このエリアの北の端には大きな銀杏があり、その黄葉もまた見事なので見逃さない様にして下さい。

次は庭園に入ってみましょうか。ここは基本的には枯山水なのですが、樹木がふんだんに植えられており、禅宗寺院の庭とは違った艶やかさを感じる庭園ですね。紅葉は主として小書院側にあり、この庭に相応しく上品さを感じる色合いです。紅葉するタイミングはかなり遅く、勅使門周辺より一週間以上遅れる事が多いのかな。概ね11月後半から12月初め頃に見頃となると思われます。

曼殊院を出て、再び元の坂を下ります。圓光寺へ向かう道を少し通り過ぎると、右手に鷺森神社の森が見えて来ます。その森に通じる小さな折り返しの坂道が道の脇にありますので、そこを下って森の中へと入っていきます。分かり難い道ですが、それほど迷わずに済むと思いますよ。

森は針葉樹が主体ですが、ところどころにもみじがあって、タイミングが合えば淡い黄葉を見せてくれます。また、森とは言ってもすぐそこに社が見えており、それほど怖いという様な場所ではないですよ。

鷺森神社の紅葉は、参道周辺が主体となります。何と言っても、頭上を覆う紅葉のドームは、ここならではの見所ですね。紅葉のタイミングは遅く、11月終わりから12月初め頃にかけて見頃となる事が多い様です。ただ、銀杏は早くから黄葉するので、少し早くてもそれなりの風情はありますよ。また、本殿周辺にも紅葉はありますので、そちらも見逃さない様にしてください。

鷺森神社の次は赤山禅院に向かうのですが、ここまでで相当疲れているはずですから、これは健脚組にのみお薦めですね。これ以上は無理と思われた方は、そのまま修学院駅に向かって下さい。もし自転車に乗って来たのなら、迷うことなく赤山禅院行きです。

さて、鷺森神社の本殿横から、一度北の道へと抜けます。そして右に折れると上り坂になっているのですが、その二筋目を左に入って下さい。そのまま細い道を歩いて行くと音羽川へとたどり着きます。そこに後安堂橋という橋が架かっていますのでそこを渡ってさらに進んで下さい。この道の右手は修学院離宮であり、やがて離宮の正門が見えて来ますが、予約をしていない限り入ることは出来ません。ですので、ここは素通りをしてそのまま道を歩きます。ここからはかなり細い道となりますが、ちゃんと抜けられるので心配は要りません。

やがて道は突き当たるので、そこを左に曲がります。そして一筋目を右に入って細い露地を道なりに進めば、露地の出口の右手に石の鳥居が見えるはずです。そこが赤山禅院への参道の入り口ですね。

赤山禅院は延暦寺の塔頭なのですが、中国の神である泰山府君を祀るという珍しい存在ですね。ですので、参道や境内に鳥居があるのでしょうけど、神仏混淆とも違う一種独特の雰囲気のある寺である事は確かです。

ここの紅葉は参道沿いが主となるのですが、境内にも沢山のもみじあるのでとても綺麗ですよ。紅葉のタイミングは概ね標準的で、11月中頃から末にかけて見頃になる事が多いようですね。ただし、境内の広い範囲にもみじがあるので、結構ばらつきはあると思います。

さて、今回の散歩道はここまでとします。自転車の場合や、さらなる健脚の人は、このあと蓮華寺三明院三宅八幡宮あたりまで足を伸ばすと良いのですが、さすがにそこまで薦めるのは無責任というものでしょう。

帰りは修学院駅まで歩く事になりますが、時々振り返ってもらうと、すっかり色付いた比叡山やその周辺の山々の姿を楽しむ事が出来ますよ。さっき歩いてきた曼殊院の紅葉も遠くに望めたりしますしね。

高低差が激しく、ちょっときついコースではありますが、ゆっくり歩けば晩秋の風情に溢れた素敵な散歩道だと実感してもらえると思っています。


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