« 京都の散歩道 紅葉案内 洛東編 3 | トップページ | 京都の散歩道 紅葉案内 洛北編 1 »

2011.11.16

京都の散歩道 紅葉案内 洛東編 4

泉涌寺道からはひたすら坂道を上って行く事になります。頑張って歩き続けているとやがて泉涌寺の総門が見えてきますが、その門を潜る前に即成院に立ち寄ってみましょうか。ここは那須与一の墓がある事で知られ、その縁で扇に願い事を書いて奉納するという風習があります。10月には「二十五菩薩お練供養」が行われる寺でもありますね。

紅葉としては数本のもみじがある程度なのですが、境内にベンチがあるので、参拝がてら休憩させて頂くには丁度良い場所ですよ。

さて、足休めが済んだら総門を潜って再び坂を上って下さい。暫く歩くと今度は三叉路にたどり着きます。ここでは左手の坂を下って今熊野観音寺を目指します。

今熊野観音寺は紅葉の名所の一つなのですが、それ以上に西国三十三所観音霊場の十五番札所として知られています。そのため普段から参拝者が絶える事は無いのですが、その代わり紅葉の時期だからと行って行楽客が殺到する事もありません。ですので、比較的ゆっくりと紅葉を楽しむ事が出来るスポットですね。

境内は広くてかつ高低差があるため、紅葉のタイミングは11月前半から12月初め頃までと、場所によってまちまちです。ですので、いつが紅葉の見頃かは難しく、訪れる人毎に判断が別れる事でしょう。写真的には本堂と大師堂の周辺、及び多宝塔周辺が絵にしやすいでしょうか。その意味からすれば、11月半ばから後半に掛けてが一つの目安となるかも知れません。

今熊野観音寺の次は来迎院を目指します。リンクしている地図では境内に直接繋がる様な紛らわしい道が載っているのですが、実際には通れなかったと思います。ですので、一度このポイントまで戻って下さい。今度は地図上には肝心の道が描かれていないのですが、左手に御陵管理事務所沿いに森の中に続いて行く道がありますので、そちらに進んで下さい。道なりに歩いていくと、やがて左手に来迎院の石橋と山門が見えてきます。

この寺は、弘法大師が唐土で感得した三宝荒神を奉安して開いたと伝えられ、後に泉涌寺の子院となっています。本堂とは別に石段上に広幅殿荒神堂があり、初めて訪れた時にはどちらに参拝すれば良いのか迷いましたよ。

境内はほぼもみじで埋め尽くされており、隠れた紅葉の名所として知られます。紅葉の時期としては11月後半頃かと思われますが、昨年訪れた時の印象として、狭い境内の中でも早いエリアと遅いエリアがある様に思いました。

来迎院の向かいには善能寺があります。この寺も弘法大師の創建と伝わり、元は西八条の地にありました。現在は祥空殿というお堂と稲荷社があるだけの小さな寺なのですが、お堂の脇に重森三玲氏の作と言われる枯山水の庭があり、その周囲にあるもみじが紅葉のポイントとなっています。

ここには何度か来ているのですが、最初に訪れた2006年11月23日の時が一番きれいでしたね。それ以後は同時期に訪れてもあまり良い状態に出会った事はありません。もしかしたら、結構気難しい紅葉なのかも知れないですね。

善能寺から泉涌寺までは階段を上がってすぐで、北の入り口から入る事になります。泉涌寺の紅葉の見所は御座所庭園にあり、比較的早くから色付くポイントですね。毎年11月半ばには見頃が始まる事が多いのですが、今年の場合はどうでしょうか。手入れが行き届いているからでしょうか、とても美しい色に染まる庭園ですよ。

境内は常緑樹が多く、わずかに仏殿の脇と楊貴妃観音堂の周辺にもみじがある程度です。あと、月輪陵方面には紅葉する木があったかな。

さて、朝10時くらいから回り始めたとして、七条駅からここまで来ると午後3時頃になっているでしょうか。ここから東福寺に向かうのですが、場合によっては回避した方が良いかも知れません。と言うのは、あまりに混雑していると、入り口にたどり着くまでに時間切れとなってしまいかねないからで、状況を見て判断して頂きたいと思います。

泉涌寺から東福寺へは、裏道を通って行く事にします。大門を出た後坂を下り、三叉路の手前まで歩きます。そこから今度は月輪中学のグラウンド沿いの道に入り、非田院方面に歩いて下さい。そして、非田院には入らずに、その手前の道を左手に入ります。すると細い坂道が日吉ヶ丘高校のグラウンド沿いに続いていますので、そのままアスファルト道まで突き抜けます。その後は広い道を道なりに下っていけば、やがて東福寺への参道が見えてきます。日と時間帯に依りますが、たぶん行列が出来ているんじゃないかな。

夕方近くなら上手くすれば短時間で入り口までたどり着けるかも知れませんが、あまり期待してはいけません。ポイントはやはり団体さんと出くわすかどうかでしょうね。

東福寺は言わずと知れた紅葉の名所で、広さと言い、紅葉の質と言い、京都でも一、二を争います。臥雲橋通天橋から見た景観が何よりのポイントで、この二カ所で立ち止まる人が多いのが渋滞を起こす原因にもなっています。ここの景観を中心に考えるのなら、見頃は11月半ばから後半に掛けてになるでしょう。ただし、境内は広いので、11月前半から12月上旬に掛けて、どこかしらで見頃の紅葉はあると思われます。

ここでは回避もある事を前提に東福寺を一番最後に回しましたが、朝一番に訪れても無論構いません。ただし、その場合は境内に入るまでの待ち時間が2時間以上、トータルで半日以上をここで費やす事を覚悟しなければならず、他の場所を回る時間はあまり取れないでしょうね。一番良いのは平日に訪れる事で、そうすれば比較的短時間で境内に入る事が出来ると思われます。

あるいは、連休過ぎを狙ってみる事かな。京都の紅葉観光のピークはやはり勤労感謝の日前後で、それを過ぎると混雑もかなり減ってきます。ですので、11月末か12月最初の休日なら、それほど混雑には会わないで済むかも、です。ただし、その頃の紅葉がどうなっているかは運次第ですけどね。何にしても、東福寺はちょっと混みすぎです。

最後に、東福寺からの帰りは鳥羽街道駅に向かうのが良いでしょうね。うっかり東福寺駅に向かうと、それだけでまた行列に並ばなければならなくなりますよ。

|

« 京都の散歩道 紅葉案内 洛東編 3 | トップページ | 京都の散歩道 紅葉案内 洛北編 1 »

京都・洛東」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/14874/53233676

この記事へのトラックバック一覧です: 京都の散歩道 紅葉案内 洛東編 4:

« 京都の散歩道 紅葉案内 洛東編 3 | トップページ | 京都の散歩道 紅葉案内 洛北編 1 »