京都・洛西 紅葉の予感 ~常寂光寺~
嵯峨野に行けば大抵寄るのが常寂光寺です。小倉山の山懐に抱かれた、緑あふれる落ち着いた佇まいが良いのですよ。無論、紅葉の時期を除いての話なのですけどね。
昨年の紅葉シーズンは、10月31日と11月14日の二度に渡って訪れています。上の4枚は10月31日の時の様子で、まだわずかに色付き始めたばかりでした。
そんな中で、多宝塔脇にあった一本のもみじだけが色付いており、来るべき日々を彷彿とさせてくれていました。
北側の階段は全くの緑のままで、紅葉の訪れが遅い事を物語っています。それは一番最後の写真を見ると一目瞭然ですよ。
こちらは11月14日の様子です。二週間の間に大きく変わった事が判るでしょう?これでもまだ盛りには少し早く、4分くらいの色付き加減かな。
多宝塔付近はほぼ見頃と言って良い状態でした。欲を言えば、中央のもみじの発色が今ひとつなのですけどね。もしかしたら、この数日後には真っ赤に染まっていたのかも知れません。
北側の階段付近はこのとおりで、まだほとんど紅葉は進んでいませんでした。所々色付いて見えるのは、正面階段付近のもみじが透けて見えているからで、この階段沿いの木はほぼ緑のままでした。ここが色付いたのは、たぶん12月初め頃だったのではないかと思われます。
さほど広くない境内の中でこれほどの差が出るのは不思議としか言い様が無いのですが、紅葉を撮りに行く時には、ポイントごとのこうした傾向を知っておく必要があると言えます。この寺で言えば、多宝塔周辺、本堂周辺、山門付近、北側の階段の順で色付いて行きますよ。ですので、全体を見れば見頃はひと月近く続くとも言えるし、一つのポイントに限って言えば盛りは一週間と保たないという事にもなります。そのあたり人によって見方が変わるという事になりそうですね。
今年はさて、どんな紅葉を見せてくれるでしょうね。楽しみな事ではあります。
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