« 京都・洛東 彼岸花2011 ~真如堂 9.24~ | トップページ | 京都・洛東 萩2011 ~迎称寺 9.24~ »

2011.09.25

江~姫たちの戦国~37 千姫の婚礼

(珠を探して歩く江。やっと見つけた珠はすっと消えてしまいます。)

(夢から覚めて、珠は1年数ヶ月前に前田家に輿入れした事を思い出した江。)

(千姫と玉つきをして遊ぶ秀忠。仲良く戯れる二人を見守る江は4人目の子を身籠もっていました。)

(大坂城。諸大名から新年のあいさつを受ける秀頼。しかし、家康の姿は見えません。)

(家康が現れたのは2月になってからでした。今頃新年のあいさつとはと嫌味を言う淀殿と治長。伏見城で諸将のあいさつを受けていて、うっかりしてしまったととぼける家康。家康に確かめたい事があると切り出す治長。)

(治長の用件とは、豊臣恩顧の大名は僻地に、徳川昵懇の大名は要所へと配置されているということでした。その横から、関ヶ原で働いた大名を優遇した結果だと助け船を出す且元。たまたまだととぼける家康。)

(次いで、二条城の普請につして、諸大名に手伝わせているのは豊臣家臣たる者がする事ではないと斬り込む治長と淀殿。恩賞を受けた諸大名が勝手にしている事だとまたしても横やりを入れる且元。その且元に、新たに大和に所領を貰ったゆえ、家康の肩を持つのも無理はないと皮肉を言う治長。剝きになって言い返す且元。言い争いを止める淀殿。)

(朝廷から右大臣をという内意があったが、恐れ多いとして辞退した。しかし、大御心を蔑ろにしてはと、代わりに征夷大将軍を拝命する事にしたと言い出す家康。豊臣家臣ではないかと非難する治長に、豊臣家のために諸大名を束ねるには将軍の名が必要なのだと言い逃れる家康。何か言いかける淀殿を制して、それはあくまで秀頼が関白になるまでの間の事であって、いわば仮の将軍なのだと続ける家康。もしその言葉を違える事があればと震えながら問う淀殿。その様な事は断じてないと言いきる家康。)

(数日後、伏見城にて将軍宣下を受ける家康。)

(数日後、将軍就任の知らせを受けた江と秀忠。なぜと問う江に、諸大名を束ねる為には必要なのだと答える正信。数年後には引くつもりなのかと重ねて問う江に、あと何年かのつなぎ役と心得ている筈と答える正信。)

(この7月に、千姫を秀頼に嫁がせる事になったと江に告げる秀忠。あと4月しかないと驚くヨシと大姥局。出来る限りでの準備でよいと秀忠。)

(それは淀殿を黙らせるためかと江。それもあると秀忠。黙らせると言うより、安心してもらうためだと正信。)

(珠に続いて千を嫁に出す事は平気なのかと秀忠に迫る江。これは既に決まっていた事だ、それに両家にとって絆が深まる事になり、和平の証しともなると答える秀忠。)

(大坂城。千の嫁入りは、自分たちを丸め込むための策略だと言う淀殿と治長。しかし、千が秀忠の娘である事を思い出し、さらに秀忠が豊臣家への忠誠を誓った事を思い出した淀殿は、この婚儀を受けようと言い出します。)

(江戸城。正信相手に、家康は本気で豊臣家を組み伏せるつもりだなと秀忠。両家の絆を深める事が目的でしょうととぼける正信。そなたもそうとうな狸だなとあきれる秀忠。そこにやって来た江。)

(江の話とは、千に付いて大坂に行きたいという事でした。嫁入りに母親が付いていくなど聞いた事がないと反対する大姥局。ひたすら秀忠に願う江。娘を思う母心に触れ、同行を許す秀忠。)

(出立が二月早まった事で、準備に大忙しとなる大姥局と侍女たち。)

(二月後、秀忠にあいさつをして旅だった千姫。同行する江。)

(江戸城。娘を政の道具としないで済む世はこないものかとつぶやく秀忠。それは若殿が作れと正信。泰平の世かと秀忠。)

(若狭。千に江が同行すると聞いた初でしたが、関ヶ原で徳川と豊臣の両方に背を向けた以上、伏見に行く事は出来ないと言い張る初。両家を結びつけるのが役目と言っていたではないかと高次。どうしても行けないと初。)

(伏見城。千に本当に嫁ぎたいのか、嫌ならここから連れて帰ると江。今更そんな事を聞くのか、私が嫁げば徳川と豊臣が仲良くなれる、父上と母上の役に立ちたいのだと泣きながら答える千。すまぬと千を抱きしめる江。)

(江戸城。羽子板を手に千を思いやる秀忠。)

(伏見城。家康に会い、今度の婚儀の意味について問う江。泰平の礎だと答える家康。本当は天下を取る為の策略で、豊臣家を安心させておき、油断したところを一気に攻め滅ぼすつもりなのではと問い重ねる江。よくもそこまで考えるものだと笑い飛ばし、決してその様な事はないと言い切る家康。)

(その一方で、豊臣の世がとこしえに続くという夢を見ている淀殿には目を覚まして貰わなければならない。淀殿は千を見る度に徳川の影を見る事になるのだとも言う家康。夢をみさせてやれば良いではないかと江。そうはいかないと家康。)

(数日後、淀殿と初に再会した江。互いに喜び合う姉妹とそれぞれの侍女。)

(高次が徳川方に付いた事を詫びる初。もう良いと許す淀殿。自分も詫びなければならないと江。征夷大将軍の事なら、あれは堪えたが秀忠を信じたのだと淀殿。これからは秀忠が秀頼の後ろ盾になってくれるだろうと言う淀殿を見て、夢から覚めてもらわなければならないという家康の言葉を思い出し、不安になる江。)

(千の事は案ずるな、娘と思って育てていくと約束する淀殿。よろしくお願いしますと江。)

(そこに現れた完。すっかり大きくなり、美しくなった娘を見て驚く江。全てを聞いていて、江を母上と呼ぶ完。自分を恨んでいないのかと問う江。私を思って豊臣に置いていったのだと聞きましたと、かえって礼を言う完。娘を抱きしめる江。)

(完の輿入れが決まった、相手は九条関白家の嫡男だと淀殿。驚く江。江が育てていたらこんな事は無理だったと初。まことにと江。調子が狂うと初。これが三姉妹が共に過ごした最後の日となりました。)

(7月。秀頼と婚儀を挙げた千。)

(千の婚儀の間、伏見城で待つ江。付きそう初。その時、急に産気づいた江。)

(生まれたのはまたしても姫でした。約束通りこの子をくれと初。もし、この子を娘としたらどうするのかと初に問う江。まず初と名付けて、成長した後は側室が産んだ子に添わせて京極家を継がせると初。では遠くにはやらないのですねと江。ずっと自分の側に置いておくと初。遠くに嫁がせる事をしないと約束してくれるなら、姉様の子にしてくださいと江。驚く初に、娘を政の道具にするのはもう嫌なのだと江。決して遠くにはやらないと誓う初。)

(秀忠の許しを得て、娘を初に託した江。娘を得て、幸せそうに抱く初。)

二条城の普請が始められたのは関ヶ原の戦いの翌年、慶長7年5月1日からでした。事実上、徳川家のための天下普請であり、このあたりから豊臣家と徳川家の立場が逆転し始めたと言われます。つまり、家康が実質的な天下人となった事を諸大名に知らしめる事となったためで、ドラマで治長が危機意識を露わにしていたのも無理はなかったのですね。

ただ、翌慶長8年正月の諸大名のあいさつは秀頼を先に済ませてから家康の下に行っており、この時点ではまだ家康の立場は天下の家老でした。それが完全に逆転したのが征夷大将軍の宣下であった事は間違いなく、これ以後は家康から秀頼の下にあいさつに出向くという事は無くなります。

千姫の嫁入りは秀吉の遺言であるとドラマで言っていましたし、私もそれが事実と思っていましたが、「江を読む」に依ればそうだと決めつける確実な資料は無いそうですね。だとすれば、江が言っていた様に家康が描いた策略だというのが事実に近いのかも知れません。家康の孫娘である事、秀頼とは従兄妹同士である事、母親が姉妹である事など、豊臣家にとっては悪い話ではないですからね。これをもって豊臣家を油断させようと家康自らが画策したのなら、本当にえげつないほどに食えない人物だったという事になります。

その千姫の嫁入りに江が付き添って行ったのは、史実にあるとおりです。ただし、付き添ったのは伏見城までであり、大坂城には行っていません。また、淀殿が伏見城にまで出て来たということもなく、三姉妹の再会はドラマにおける創作という事になりますね。

ただ、完が九条関白家に嫁いだ事、初の娘を初が貰い受けて初姫と名付けたことなどは史実にあるとおりですね。そして、初姫が後に高次の嫡男に嫁いだ事もまた史実のとおりです。

ドラマを見ていて歯がゆくなるのは、豊臣方に何の力も無い事です。淀殿と家康では役者が違いすぎるという事もありますが、関ヶ原の戦いによって豊臣家の力が大きく削がれてしまい、徳川家と力で対抗出来なくなっている事が判ります。それに豊臣家に忠誠を誓っていた諸大名はことごとく滅ぼされてしまいましたから、与党と言うべき存在も無くなっていました。ですから、淀殿は皮肉を言う事がせいぜいなのですね。さらには、治長程度の男しか側近に居なかったというのも寂しい限りではあります。やはり、三成は早まって滅び去るべきではなかったという気がしますね。

次回の副題は「最強の乳母」。どうやら春日局が出て来る様ですが、確かに江にとっては最強の相手であり、ここからやっと本当の江の物語が始まるという気もしますね。

|

« 京都・洛東 彼岸花2011 ~真如堂 9.24~ | トップページ | 京都・洛東 萩2011 ~迎称寺 9.24~ »

江~姫たちの戦国~」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/14874/52828829

この記事へのトラックバック一覧です: 江~姫たちの戦国~37 千姫の婚礼:

» 江 -姫たちの戦国- 第37回「千姫の婚礼」 [あしたまにあーな]
ここ数回の江は、子供を授かっては誰かに嫁がせたりして離れてしまうことの繰り返し。見ている方としても、どこかで見たことがあるような場面だとは思いながらも、10秒程度で終わるお産シーンののちに一緒に眠る我が子の構図を、今回も見ることになります。 今回は世の中の政治の動きからかなりかけ離れた世界の中での内容となっているので、時が経つのを思わず忘れてしまいそうになりました。2月になってから新年のあいさつにやってくる家康の心の底がどのようになっているのかは、物語の中心が江である以上、明かしてはくれません。ここ... [続きを読む]

受信: 2011.09.25 22:48

» 「江〜姫たちの戦国」第37話〜出た!芦田愛菜ちゃん。かしこすぎる千姫!! [世事熟視〜コソダチP(気分は冥王星)]
『江〜姫たちの戦国』 第37回「千姫の婚礼」 いきなり出ました!!芦田愛菜ちゃん!! 秀忠(向井理)と羽子板してます。 千が羽根を落として、秀忠が顔に墨をつけようとしたら、千は「嫌です。女子の顔に墨を入れてはなりませぬ」 数えで7歳(満6歳かな)の千は、なかなか気が強い印象。 羽根を追って縁側に行った千は、沈んだ顔の江ちゃん(上野樹里)のを見て「笑っていないと、お腹のヤヤが悲しみまするぞ」 まだ小学校にも入学していない千は、異様に大人びたことを言うなぁ・・・。 な... [続きを読む]

受信: 2011.09.26 15:42

« 京都・洛東 彼岸花2011 ~真如堂 9.24~ | トップページ | 京都・洛東 萩2011 ~迎称寺 9.24~ »