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2011.08.21

江~姫たちの戦国~32  江戸の鬼

(島左近に家康の動きを見張れと命ずる三成。その理由は家康は天下を狙っているという事でした。)

(誰よりも嫌いだったはずの秀吉が死んで、なぜか悲しみが消えない江。それは親子であったからではないかと秀忠。有り得ないと否定する江。実の親子の様であったぞと秀忠。)

(幼い秀頼に、五奉行が政を行い、その目付役として五大老が居る。その筆頭が家康と紹介する三成。)

(三成の回想。これからは家康を父と呼べと秀頼に伝えよと遺言する秀吉。)

(豊臣家を守ると誓う家康。よしなにと頼むおね。)

(朝鮮からの引き上げが上手く行くのかと問う淀殿。三成に一任してあるので大丈夫だと請け合う家康。)

(回らぬ舌で、そなたたちが頼りであると言う秀頼。既に風格、貫禄が備わっていると追従を言う家康。嬉しそうな淀殿。複雑なおね。苦虫をかみつぶしたような三成。)

(秀忠と江に、秀吉の死は来春までは秘しておく、それは朝鮮の兵を無事に引かせるためだと説明する家康。)

(秀忠に、すぐに江戸に行けと命ずる家康。その訳は、豊臣家を危うくする自分を除こうとする者が少なからず居る、嫡男と当主が一緒に居ると危ういというのがその理由でした。明日、内密に発てと江に性急に命ずる家康。)

(その夜。大切な人達の顔を見ておきたいと秀忠に願う江。まあ良いだろうと簡単に認めてやる秀忠。すべては三成のせいだと決めつける江。同意しかねる様子の秀忠。)

(江戸行きの支度の差配をする正信。)

(翌朝、出かけると秀忠にあいさつする江。江戸に下る事は内密にせよと釘を刺す秀忠。)

(最初に訪れたのはガラシャの下でした。夫から聞いた話では、キリシタンへの弾圧が止むかもしれないとガラシャ。そうかも知れないと口を滑らせる江。太閤に何かあったのかと探りを入れるガラシャ。懸命にとぼける江ですが、ガラシャには判ってしまいました。)

(今更ながら、光秀が信長を討った事を詫びるガラシャ。自分は本能寺の後、光秀に会ったと告げる江。信長が死んだ事は悔やまれるが、光秀も好きだったと江。救われた様子のガラシャ。これからは自分の道を歩いていくと言って、江の手を取るガラシャ。)

(伏見城で初と会った江。龍子の下に江を連れて行く初。)

(秀吉が死んだ事を嘆き悲しんでいる龍子。江に向かって、秀勝が死んだ時、初めから居なかったと思えば良いのだと言った事を詫び、抱きつく龍子。年が明ければ大津に龍子を迎える、そうすれば気も晴れると慰める初。晴れるはずがないと食い付く龍子。)

(何をしに来たのかと江に問う初。秀吉亡き後、皆さんはどうしているかと気になったのだと誤魔化す江。)

(高次は秀吉の形見として脇差を賜った、つまりは秀頼を頼むという事だが、これからは豊臣も大変だと初。切り口上で別れを告げる江。)

(廊下で家康を見かけ、見つかっては大変だと姿を隠す江。)

(淀殿に会う江。秀吉が死んで、心細いばかりだと淀殿。その一方で、秀頼の父としての役割も果たさねばならぬと決意を見せる淀殿。秀頼を豊臣の跡継ぎするために、家康、秀忠の力を借りなければならない、頼りにしていると江に告げる淀殿。浮かぬ顔の江。いぶかる淀殿。姉に嘘はつけないと江。)

(人払いをし、江戸に行くと淀殿に告げる江。なぜ急にと訝る淀殿。そろそろ秀忠にも、当主としての実務を踏ませたいという家康の意向だと誤魔化す江。出立が今夜と聞き、江の嘘を見破る淀殿。)

(家康の命を狙う者が居るという噂は聞いていると淀殿。その相手は三成ではないかと江。驚く淀殿。)

(徳川と豊臣が争う事を恐れる江。そのような事はさせないと淀殿。)

(完に会って行かないのかと淀殿。二度と会わないと決めたのだと断る江。それに構わず、完を呼びにやる淀殿。)

(回らぬ舌で、叔母上様とあいさつする完。私の事を覚えていたのかと問う江。にっこりと笑って、はいと答える完。大きくなったなと声を掛ける江。長居はさせずに、すぐに完を下がらせる淀殿。)

(娘を育てて貰った礼を言う江。息災でなと別れを告げ、妹を抱きしめる淀殿。)

(おねに会う江。完に会えた事を祝し、心おきなく江戸に下れるなと江に告げるおね。おねは、家康が秀忠を江戸にやる事を見通していたのでした。)

(豊臣と徳川が争わぬ様に力添えをと頼む江。その様なことにはならないと断言するおね。そのおねは、秀吉が亡くなった今、豊臣がどうこうとは思わない、天下が丸く収まってくれれば良いのだと江に告げます。しかし、秀吉は秀頼にこだわっていたとおね。姉もその事を言っていたと江。これから先、淀殿と自分は、歩く道が違ってしまうかも知れないとおね。)

(夕刻、約束通りの時間に屋敷に帰ってきた江。これから三成と会うという秀忠。驚く江。)

(三成と会う秀忠。江が立ち聞きしている事に気付き、入ったらどうだと声を掛ける秀忠。気まずそうに入ってくる江。酒を持てと家臣に命ずる秀忠。)

(三成と秀忠に酒を注ぐ江。秀吉の冥福を祈りと杯を上げる秀忠。秀忠が飲み干したのを見てから、杯を空ける三成。)

(秀吉が死んだ事を悼む秀忠。家康が大老では腹に据えかねるだろうと秀忠。それよりも、秀吉の遺言が自分を通り越して秀忠に行った事が堪えたと三成。あれは家康の大きさゆえ、息子も数に入れておこうかというだけの事だ、親の七光も辛いものがあると秀忠。)

(豊臣方が、父の暗殺を企んでいるというのは本当かと本題に入る秀忠。その為に自分を呼んだのか、無礼だと怒る三成。自分は父の命で江戸に行く、それくらいの事はとうに承知しているはずと秀忠。)

(三成の目の前に迫り、如何と問い重ねる秀忠。根も葉もない噂だと答える三成。火のない所に煙りは立たないとも言うがと秀忠。家康は豊臣にとって大切な人、その証拠に死の床にあった秀吉が、家康の手を取って秀頼の将来をひたすら頼んだのだと三成。)

(父は遺言を忠実に守ろうとしている、今後は不穏な動きに目を光らせて頂きたいと言って、三成の肩を抱く秀忠。それには答えず、秀忠の手を外して暇を乞う三成。)

(立ち上がった三成に、秀吉はそなたには何も残さなかったのかと声を掛ける江。一つだけ、淀殿と秀頼の事を頼むと言われたと答える三成。そして、これからも二人のために尽くしたいと考えている言って去っていく三成。)

(さすがに徳川の嫡男だけあって、いろいろと考えていたのだなと江。後を継ぐのは自分である以上、面倒でも何かと知っておかなくてはならないのだと秀忠。嬉しそうな江。)

(三成は、姉と秀頼の事を何よりと思っていると知り安心したと江。それが一番怖い、その為には何でもするという事だと秀忠。しかし、家康はその上を行く狸だとも言う秀忠。それは徳川と豊臣が争うという事かと江。判らないが、家康は既に動いていると秀忠。)

(自分の子と諸侯の子の年を調べている家康。たしなめる忠勝。大名同士の婚儀を進める事は法度に背くと嘯く家康。それは豊臣相手に喧嘩を売るようなものだと忠勝。だから良いのだ、三成あたりはねじ込んで来るだろうがと答える家康。それは10数年に渡って続く、豊臣家への徴発の始まりでした。)

(江戸に着いた江。地味な城だとヨシ。ここで新しい暮らしが始まるのだと江。江を呼び出す秀忠。)

(秀忠の部屋に入った江が見たのは、寝転がった秀忠の足を揉む老女でした。大姥局と紹介する秀忠。彼女はまた、秀忠の乳母でもありました。)

(大姥と呼んで下さいと、あいさつする局。江と申すと答える江。その江が気に入らなかったのか、六つも年上と聞いていたので案じていたが、似合いの様で安堵したと、嫌味の様に言う大姥。そして、江の着物が派手だと言い、質実剛健な徳川の家風に慣れて貰わないと言い渡す大姥。もう揉むのは良いと言う秀忠に、まだ凝りは取れていないと甘焼かすように言う大姥。自分はいつまでも子供ではないと秀忠。自分にとっては、いつまでも子供と同じだとにこやかに言う大姥。その様子を見てため息を付く江。そして、むかつきを覚える江。)

(江のむかつきは、悪阻でした。三月になったとかと言って駆け込んでくる大姥。祝いを言う一方で、今度こそ男を産め、嫡男を挙げてこその正室だと言う大姥。驚く江。ため息をつく秀忠。大姥こそ、江戸に巣くう鬼でした。)

今回はほとんどが江の別れのあいさつに裂かれ、史実に掛かる場面はわずかでした。その中で出て来たのは家康暗殺の噂で、史実においても何度となく流れていた様です。それは三成が画策していたとも、家康自身が流したのだとも言われますが、真相は良く判らない様ですね。しかし、家康はその噂を上手く利用し、自家の警護を固める口実とする一方で、自分のために駆けつけて来る諸侯は誰かという試金石にしたとも言われます。

なお、秀忠が三成を自邸に呼んだというシーンはフィクションです。

もう一つは諸侯との婚姻で、これも史実において家康が行った事でした。その最たるものが福島正則の息子と自分の養女との婚姻で、豊臣家の柱石たる正則がこれを受け入れれば、他の者も法度破りを気にせずに受け入れるだろうという計算がありました。正則にすれば、自分と徳川の関係が強くなれば、それだけ秀頼が安全になるのだという理屈があった様ですけどね。

しかし、これはドラマにあった様に豊臣家に対する挑発で、これを正そうとして武力に訴えるものがあれば、すかさず大老の資格で討ち取ろうという狙いがあったと言われます。

秀吉に対して忠誠を誓う誓紙を書いてから間もない頃の事で、家康が狸親父と呼ばれる所以ですね。これ以後、家康の挑発はしきりに行われ、最後はほとんど言い掛かりに等しいものにまでエスカレートして行く事になります。

最後に出て来た大姥という乳母については、私もその存在を知りませんでした。江のホームページにある「江を読む」の中にざっと書かれていますが、品行方正で才気があり、面倒見も良かったという優れた女性だった様です。ドラマでは鬼と呼ばれていましたけどね。江との実際の関係は判りませんが、ドラマでは姑の様な役割を演じて行くのでしょう。

ただ、昔ながらの嫁姑の関係が形通りに描かれるとすれば、ちょっとうんざりかなと思ってしまいます。まあ、江の事ですから、最後は仲良くなるのでしょうけどね。

今回は島左近だけでしたが、次回は福島正則や加藤清正といった三成の敵となる諸将が出て来る様です。このドラマだけを見ていると唐突過ぎやしないかと気になっているのですが、ちゃんと関係を説明できるのでしょうか。彼らをどう描かくつもりなのか見てみたいと思っています。

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毎回思うのですが、タイトルの付け方がすこしおかしいような気がしてなりません。今回の江戸の鬼というのはおそらく今回から登場した加賀まりこさんのことを示しているのだろうと思いますが、その登場時間はラストのわずか数分。ほとんどは、江が京から江戸へと出立するために挨拶回りをするところにあてられています。 今回のポイントは、政治の世界でいうと秀吉が亡くなって徐々に勢力を強めつつある家康と、豊臣家を守ろうとする三成の亀裂ができはじめるという大きな転換期を、江がどのように過ごしていくのかという場面だと思います。三... [続きを読む]

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