京都・洛東 梅雨の晴れ間に ~二年坂~
三年坂と並んで賑わいを見せるのが二年坂です。ここは記念写真の人気スポットになっており、やはり高低差のある場所というのは、人を惹き付けるものがあるのでしょうか。
二年坂は三年坂よりも短く、またなだらかな坂ですね。三年坂が如何にも人工的に付けた坂道であるのに対し、こちらはずっと曲線的であり、自然に出来た踏み分け道を広くした様な印象を受けます。
その性格の違う坂道が一続きになっている事が、この界隈の魅力ともなっているのでしょう。そういう変化があった方が、歩いていても楽しいですからね。
その二年坂も電柱が無くなって本当にすっきりしました。これで本来の風情が甦ったと言いたいところですが、実はそうでもないのですね。ここは大正年間に再開発された区域で、今の町並みはその頃に出来たものなのです。そう考えると当初から電柱はあった訳であり、煩雑さこそがこの界隈の原風景だったとも言えるのですね。つまりは、新たな景観を手に入れたと言った方がより正しいのかな。
まあ、この方が良い事は確かで、洗練された京都らしさが感じられる町並みになったと言えるのかも知れません。
| 固定リンク
「京都・洛東」カテゴリの記事
- 京都・洛東 京都紅葉事情2018 ~真如堂 12.8~(2018.12.11)
- 京都・洛東 京都紅葉事情2018 ~円山公園 12.1~(2018.12.08)
- 京都・洛東 京都紅葉事情2018 ~圓徳院 12.1~(2018.12.07)
- 京都・洛東 京都紅葉事情2018 ~高台寺 12.1~(2018.12.06)
- 京都・洛東 京都紅葉事情2018 ~興正寺霊山本廟 12.1~(2018.12.05)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント