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2011.05.15

江~姫たちの戦国~18 恋しくて

(25万の兵力で九州に攻め込んだ秀吉。)

(天正15年正月。太政大臣に任命された秀吉。そして豊臣姓を賜り、養女の前子が后として禁中に入った事で、一族は禁裏の縁者となりました。さらには、公家に連なる新たな家系図まで創られました。そのあまりの出鱈目振りに失笑するおね達。)

秀吉が源平籐橘に次ぐ豊臣の姓を賜ったのは周知の事実ですが、その時家系伝説が創られたのも事実の様ですね。それが出鱈目なのもドラマにあったとおりなのですが、無理矢理に納得させようと頑張る三成の姿がなかなか面白かったです。

(九州攻めの下知を下す秀吉。秀勝は秀吉と共に出陣しますが、秀次は留守居役を命じられます。不服そうな秀次。その気持ちを代弁してやる江。女の口出しするところではないとたしなめる秀吉。互いに役目と配慮が判っての事と江に説明してやる秀勝。)

(江と良い感じの秀勝。)

(茶々の様子がおかしいと気遣う江。龍子に相談しますが、女は強い男に弱いと答えられる始末。その龍子は自分の弟の様な弱い男も居ると言い出し、それを受けてヨシは、龍子の弟、京極高次は、本能寺の変では光秀に従ったものの、敗戦後は龍子を側室にと差し出して仕官の道を手に入れたと余計な事をしゃべります。龍子ににらまれて、噂だと誤魔化すヨシ。)

本能寺の変があった時に高次は近江で5000石を領していました。そして、光秀に従って戦い、秀吉の城であった長浜城を攻めています。ところが、山崎で光秀が敗死してしまうと美濃へ逃れた様ですね。そしてさらに勝家を頼ったらしいのですが、その勝家までが秀吉に敗れてしまうと、遂に進退窮まってしまった様です。この窮地を助けたのが姉の龍子でした。彼は龍子のとりなしによって秀吉から許され、近江国高島郡で2500石を与えられます。その後さらに加増され、九州攻めの時には5000石の身上となっていました。

九州においては、敵方の城を攻め落とすという戦功を上げたため、一躍1万石の大名に取り立てられたのはドラマにあったとおりです。

彼は姉の取りなしによって大名になれたと言って良く、そこから付いたあだ名が蛍大名でした。二度までも秀吉に楯突いた訳ですから、本当なら取りつぶしになってもおかしく無かった訳で、まさに龍子の献身によって家名を繋ぐ事が出来たのでした。ただし、龍子が側室になったのは夫の武田元明が光秀に従って破れたためであり、高次ぐが自分の為にと差し出した訳ではありません。

(弟はただ生真面目に過ぎるのかも知れないという龍子に、自分の為に姉を側室に差し出すなど駄目な男だと罵る初。)

(明日は九州攻めが始まるという日、庭先で一人の若者を見かけた初。一人では声が掛け掛けられないと、江を誘い出します。)

(元の場所に戻ってみると、そこにはもう若者は居ませんでした。落胆している初達の下に龍子がやって来ます。その龍子に同行している若者こそが初が見た男でした。これが高次だと言われ、驚く初。自己紹介をされ、声が裏返ってしまう初。その後も受け答えは江が行い、初は江の陰に隠れてしまいます。ついには気を失い、高次に支えられた初。しかし、すぐに気が付き、何でもないと言って足早に立ち去ります。初の気持ちに気付いて、小さく笑う龍子。)

(部屋に戻って呆然としている初。一目惚れをした相手が駄目男と知り、落ち込んでいるのでした。きっぱりと諦めると言いながらも、やはり落ち込んでしまう初。)

(その夜、茶々の下に話があると言って訪れた三成。)

(三成に案内されて行くと、庭の四阿で秀吉が待っていました。秀吉の用とは、九州から帰ったら聞いて欲しい話があるとの事でした。予期するものがあるのか、驚く茶々。そこに現れた江。姉に何を話していたのかと秀吉をひっかく江。)

(翌日、頬にひっかき傷を付けて、おねに訝かられている秀吉。丁度出立の用意が出来たという知らせが入り、誤魔化す様に出陣する秀吉。)

(花を生けながらも物思いに耽る様子の茶々。)

(秀吉の見送りを済ませて戻ってきた江。昨夜の秀吉と茶々の話が気になりますが、初は高次の事で頭がいっぱいの様子です。駄目男など嫌だったのではと聞く江に、秀勝はどうだと切り返す初。驚く江。)

(九州攻めの相手が島津氏に絞られ、優勢に戦いを進めている秀吉軍。その知らせを聞いて喜び、出立前は50を過ぎたなどと弱気な事を言っていたと明かすおね。高次も良い働きをしていると聞き、嬉しそうな初。怪訝そうななおね。小さく笑う龍子。一方、秀勝の様子が気になる江。)

(浜松城。九州攻めが順調との知らせに、九州も秀吉のものになるのかと家康。なにゆえ、関東を後回しにしたのかと訝る正信。それは明国か朝鮮を攻める為であろう、外国に討って出るのは信長の夢であった、秀吉はそれを叶えようとするはずと答える家康。)

(夏、九州攻めが大勝利に終わり、秀吉以下の諸将も無事との知らせに安堵するおね達。そこに客人がやってきました。)

(客人とはたまでした。たまの用件とは、秀吉が出したバテレン追放令の事でした。このままではパードレが居なくなり、キリシタンになる事が出来ないとあせるたま。なぜ追放令をといぶかる江に、一向宗で散々手を焼いた秀吉は、九州のキリシタンを見て強敵となるかもしれないと思ったのではないかと答える茶々。)

(受洗を済ませ、マリアという名を貰っているたまの侍女の糸。その糸に受洗の儀式は出来ないのかと問い掛けるたま。パードレの許しがあれば、しかし難しいと思うと答える糸。この世に無理は無い、無理は人が作り出すものと利休から聞いたと言い出す江。)

(7月半ば、九州から凱旋した秀吉。)

(龍子に一室に連れてこられた初。そこで一人待つ内に現れたのは高次でした。ぎこちなく会話を始める二人。)

(戦功により大溝城1万石に封ぜられた高次。自分の事の様に嬉しそうに祝う初。鮒寿司が好きというところでは一致して喜んだ初ですが、菓子が嫌いだ、食べている者を見ただけで胸やけがすると言われ、慌てて菓子袋を隠す初。)

初と高次がこのあと縁が出来るのは周知のとおりなのですが、その馴れ初めがこうした恋愛沙汰であったはずはなく、全くの創作ですね。無理のある設定ではあるのですが、三姉妹のためのドラマですから、まあ良いとしておきますか。

(忠興の屋敷を訪れた初と江。キリシタンになれたと喜んで報告するたま。どうやってと訝る江に、京都に隠れているパードレに何度も手紙を書き、糸の手で入信の儀式を行う許しを得たのだと答えるたま。その糸は、剃髪して信仰の道を生きる決意をしたのでした。たまの新しい名はガラシャ、望み、恩寵を指す言葉でした。)

とうとうガラシャの名が出て来ましたね。やはりたまでは感じが出ない、ガラシャでなくてはね。彼女が侍女の手で洗礼を受けたとのは史実のとおりですが、異説として宣教師が儀式を授けたとする向きも有るようです。

それにしても、ミムラさん演ずるガラシャは、とても綺麗ですね。

(大阪城。縁側から天守を眺めている秀勝に気付いた江。これで見納めだと言う秀勝。彼は九州攻めでの恩賞が少ない事で秀吉に文句を言ったのですが、不興を買って謹慎を命じられてしまったのでした。秀吉に話すと言う江に、これは男の世界の事だからと断る秀勝。再会を誓って去っていく秀勝。悲しげに見送る江。)

九州攻めの時、秀勝は丹波亀山城主でした。九州ではそれなりの戦功を上げた様ですが、恩賞が少ないと秀吉に文句を言って、所領を没収されてしまったのはドラマにあったとおりです。このあたりは性格もあったでしょうけど、身内という甘えもあった事でしょうね。そして、やはり身内であるが故に、間もなく許される事になります。

(利休に会い、胸に風が吹くようだと訴える江。自分にも覚えがあると、若い頃失恋した経験を語る利休。懐かしい様な、心通じる人が遠くに行ってしまった様なと江。その気持ちを大事にしろと利休。いぶかる江に、縁があったら又会えると諭す利休。)

(月を見て物思いに耽る茶々。そこに三成が呼びにきました。)

(いつぞやの四阿で待っている秀吉。その横に腰掛ける茶々。)

(宴の席で居眠るなか。酔い潰れている秀次。そこに酒を持って来たおねは、秀吉が居ない事に気付きます。)

(四阿。自分の思われ人になって欲しいと切り出す秀吉。嫌だと答える茶々。おねが居るからかと問う秀吉。仇と一緒になりたいと思う者は居ないと答える茶々。か、た、き、とつぶやく秀吉。話がそれだけなら帰ると言う茶々。そこに現れた江。私なら大丈夫だと声を掛ける茶々。秀吉に噛みつこうとし、三成に遮られる江。去ろうとする茶々を寂しげに見つめる秀吉。)

(廊下でおねとすれ違った茶々。その様子から何かを感じ取ったおね。)

(秀吉に噛みついている江。三成から、茶々は秀吉の側室になって欲しいと頼まれたと聞き、さらに檄高する江。蕭然と座り込んでいる秀吉。秀吉を捜し当て、側室と聞き驚くおね。)

このあたりはすべて創作ですが、随分と純情な秀吉ではあります。たぶん、今までこんな描かれ方をした秀吉は、居なかったのではないかしらん。おそらくは、茶々が側室になった事について、無理なく描こうとしているのでしょう。そのあたりはあまり目くじらを立てても仕方が無いので、大河ではなく恋愛ドラマとして見ていくのが良いものと思われます。

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コメント

なおくん  今日は 他の事でお聞きしたいのですが。
今 カブトムシの幼虫を10匹飼っているところです。
昨年は 100パーセントで 無事出てきました。
6月になると 触らずにしていますが この時も
土は湿らせておくほうがいいのでしょうか?
なおくんは カブトムシにもお詳しいので お伺いしたいのです。今は 一匹ずつ個室に入れています。変な質問で
申し訳御座いません。

投稿: yooko | 2011.05.16 11:33

yookoさん、

カブトムシは乾燥させた方が良いという時期はありません。
上手に育てるには、常に適度な湿度を保ってやる必要があります。
その水分の割合は成虫と幼虫とでは違いますが、
右の趣味のカテゴリーの中にカブトムシの飼育法を書いていますので、
よろしければ参考にして下さい。

これからは蛹になる頃で、飼育していて一番楽しみな時期ですね。
ところで、個室に分けてあるとの事ですが、
一匹ずつビンに分けて入れてあるという事ですか。
それでも構わないのですが、カブトムシの場合は集団飼育のままで問題ないですよ。
手間を掛けて分ける必要はあまり無いかと思われます。
強いてメリットを上げれば、幼虫が蛹室を作る時にビンの側面を利用しやすいという事でしょうか。

これからあとひと月程かな、上手く成虫が羽化してくれると良いですね。

投稿: なおくん | 2011.05.16 21:01

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タイトルの通り今回は完全にすべてが恋愛模様に関する大河ドラマになりました。今までの大河ドラマでも恋愛模様が描かれていたことは何度もありましたが、今回はレベルが違います。茶々だけでなく初や江までも恋する乙女状態になってしまい、淡いピンク色のはずがそれが重なってものすごく濃い赤色になってしまったように感じます。 まず江が気になった男性は秀勝でした。EXILEのAKIRAという大河ドラマとどのように関係するのだろうと思ってしまうキャスト。実際に見てみると、大河ドラマに似合っているというよりはむしろAKIR... [続きを読む]

受信: 2011.05.16 00:07

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