京都・洛東 新緑2011 ~知恩院 4.30~
ずっと低温続きで季節の進行が遅れていた京都ですが、5月の声を聞く頃になってやっと新緑が鮮やかになってきました。
ここ知恩院の黒門はようやく修理が終了し、再びその姿を現しました。よく見るとあちこちの部材に継いだ跡が見え、相当に痛んでいた様子が窺えます。修理が長引いていたのはそのせいもあったのかも知れませんね。
今の知恩院は、元祖法然上人800年大遠忌で賑わっています。儀式そのものは秋に延期になったのですが、御影堂や阿弥陀堂の前にはスロープが設置され、三門には渡り廊下が接続されるなど雰囲気が随分と違っていますよ。
そんな中でも、勢至堂にまで足を運ぶ人は少なく、静かな空間が広がっていました。新緑もご覧の通り鮮やかなものでしたよ。
その勢至堂の上には法然上人の遺骨を奉安してある御廟があります。実はここに来るのは初めてなのですよね。御廟そのものには入る事が出来ませんが、その手前の拝殿には上がる事が出来ます。ここに来ると展望が良く、新緑と一緒に京都の町を眺める事が出来ますよ。
御廟の背後の山では桜が咲いていました。これはたぶん霞桜でしょうね。北野天満宮の霞桜の様な華やかさはありませんが、新緑の中で咲き誇る様は晩春の風情の一つと言えるかも知れません。
| 固定リンク
「京都・洛東」カテゴリの記事
- 京都・洛東 京都紅葉事情2018 ~真如堂 12.8~(2018.12.11)
- 京都・洛東 京都紅葉事情2018 ~円山公園 12.1~(2018.12.08)
- 京都・洛東 京都紅葉事情2018 ~圓徳院 12.1~(2018.12.07)
- 京都・洛東 京都紅葉事情2018 ~高台寺 12.1~(2018.12.06)
- 京都・洛東 京都紅葉事情2018 ~興正寺霊山本廟 12.1~(2018.12.05)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント
新緑が目にまぶしいです
こちらは、ちょうど桜が満開をむかえています
弘前の人々は、みな浮き足だっています(笑)
投稿: mononoke | 2011.05.04 13:36
mononokeさん、
こちらは最後の桜である突羽根桜が満開になっています。
まあ、はっきり言ってほとんど注目されていないのですけどね、
この花が散る時が本当の桜の季節の終焉という事になります。
ところで、弘前の写真はずっと楽しませて頂いてます。
本当に素晴らしい所ですね。
いつか桜の季節に訪れたいという願いが、強くなる一方です。
投稿: なおくん | 2011.05.04 20:44