« 京都桜事情2011 ~京都御苑 3.27~ | トップページ | 京都・洛中 京都桜事情2011 ~平野神社 3.26~ »

2011.03.27

江~姫たちの戦国~11 猿の人質

(北庄城・秀吉の本陣。城から救い出された三姉妹。煤に汚れた姿が哀れです。兵達に案内された先で彼女たちが見たのは、市の方を死なせた事を嘆く秀吉の姿でした。なぜ死なせたと三成を責める秀吉に向かって、母が死んだのは自らの意思だったと飛び出す江。)

(三成の差し出した市の方の手紙を受け取る秀吉。それを見て、声を上げて読めと迫る江。そこには、娘達に邪心を抱かぬ様にと約束せよと記されていました。邪心など抱くはずがないとつぶやく秀吉。自分たち姉妹は断じてそなたを許さぬと宣言する茶々達。気の強い姫達だとあきれる秀吉。市の方様の娘御ならではと賞賛する三成。かわいそうにと嘆く秀吉に、私たちと共に泣くなと石を投げる江。なにおと立ち上がる秀吉ですが、江に信長の面影を見て、ひっくり返ってしまいます。)

(一室に寝ている三姉妹。そこに現れた市の霊。彼女の思いがこの世に残り、成仏出来ないでいるのでした。その気配を感じて目覚める江。それに釣られて起き上がる茶々と初。母の夢を見たという江に、この世に残ったのは三姉妹だけ、そなた達はこの私が守ると宣言する茶々。)

(安土城に移送された三姉妹。そこで見たのは、無惨にも焼け崩れた城の姿でした。彼女たちは城に向かって手を合わせます。)

(侍女達に案内されて城の廊下を歩く三姉妹。その先に居たのはおねでした。義父と母を秀吉が死なせてしまった事を詫びるおね。謝られても母は帰ってこないと反発する茶々。一人おねの前に座る江。)

(そこに声を掛けて入って来た一人の女性。おねは江達に京極龍子だと紹介します。京極と聞き、父長政の姉、マリアのと口走る茶々。それを受けて、マリアの娘であなた達の従姉妹にあたると自己紹介をする龍子。彼女が来た理由は、縁者が居れば江達の心も安まろうと、秀吉が手配したからでした。)

(なぜここに来たのかと問う茶々。秀吉に言われたからだと答える龍子。秀吉は我らの仇である、それなのになぜと問い返す茶々。実は自分の夫も山崎の戦いの時に光秀に味方し、秀吉の手によって命を落としている。そして今は秀吉の側室になっているのだと答える龍子。驚く江と初。)

(亡き夫の仇の側室になったなど信じられないと吐き捨てる茶々。自分も最初は嫌だったが、世話をしている内に秀吉の面白さが判ってきた。そして、おねにも助けられたのだと説明する龍子。自分にとっても龍子は掛け替えのない相手と言うおねに、とても信じられないと言う茶々。それで良い、腹立ちの事があれば何でも言って欲しいと伝えるおね。答えを失う茶々。)

北庄城を出た江達が、その後どこで暮らしていたかについては、織田有楽の下に居たとする説、大阪城に居たとする説などと共に、京都に居た京極龍子の下で養育されたという説があります。また、安土城に送られたとする説もあって、ドラマでは龍子説と安土説を折衷させた様ですね。

京極龍子は京極高吉と浅井マリアの娘で、武田元明に嫁いでいました。京極家は近江、竹田家は若狭のそれぞれ守護だった家柄で、実権は失っていたものの、名門の血筋を引く女性だったのですね。元明は若狭で三千石を領する武将になっていたのですが、山崎の合戦の折には若狭守護の座を回復すべく光秀に味方したため、戦後に謀殺されたと言われます。

龍子は仇であるはずの秀吉の側室となったのですが、今の感覚では理解し難いことながらも、戦国期にあってはこうしたケースはそれほど珍しい事ではなかった様です。龍子は秀吉の大のお気に入りで、後には松の丸殿と呼ばれて権勢を振るったと言われます。彼女の弟(兄とも言われます)が京極高次で、この後三姉妹と大きく関わりを持つ人物となります。

(さらに廊下を案内されて行く江達。その先は茶室であり、千宗易が待っていました。姉妹達に茶を点ててやる宗易。おねをどう思ったかと聞く宗易。よく判らないと答える茶々。猿の妻になるなど気が知れぬと答える初。秀吉をあれほどの男にしたのはおねの力だと答える宗易。)

(茶を飲んでいる間は母を亡くした悲しみを忘れていたと言う茶々。自分もまた幼い時に母を亡くしたと続ける宗易。そして、早くに死んでくれて良かった、母の死によって学べる事もあるのだと語ります。母には生きていて欲しかったと反発する初。それはそうだ、でももう居ないのだから、それを生かす道を考える方が母の心に叶う事なのではないかと諭す宗易。)

(自室に戻った三姉妹。宗易の心遣いを有り難いと言う茶々。おねにも感謝するという江。乳母達を下がらせる茶々。今日は母を思って泣こうという茶々。その前に江に言いたい事があるという初。)

(母と別れた時、江が死んだ後も母に会えるかなどと聞かずに止めていたら、思い止まってくれたのではないかと責める初。それは違う、あの言葉で母は安心して旅立てたのだと咎める茶々。妹たちを抱きしめる茶々。母の言葉を思い出し、泣き崩れる姉妹達。姉妹が揃っている事に感謝し、強く生きていこうと励ます茶々。)

(時間と共に元気を取り戻した江達。着物を持ってきたおね。素直に受け取り礼を言う姉妹達。)

(信孝の切腹の報に驚く江達。信雄が切腹を迫ったとの事ですが、裏で秀吉が糸を引いているのではないかという噂があり、織田家を根絶やしにしようとしているのではないかと疑う江達。次は信雄、そうなれば自分たちもと戦慄する姉妹達。)

(浜松城。薬草を調合している家康。その家康に秀吉に乗せられてしまった様だと愚痴を言う信雄。今の内に秀吉を叩いておかないと大変な事になると檄高する信雄に、お薦めの薬があると差し出す家康。気の落ち着く薬だと聞き服用する信雄ですが、その成分を聞いて吹き出してしまいます。自分をからかっているのかと怒る信雄。あせりは禁物なのだと諭す家康。秀吉との戦については後日相談すると言い捨てて出て行く信雄。)

家康は一倍健康に気を遣っており、医者には頼らずに自ら薬草を調合して服用していたと言われます。なまじっかの医者よりはるかに知識を持っていたとも言いますね。でも、そんなシーンをドラマで見たのはこれが初めての様な。こんなところがこのドラマの面白いところだと感じています。

(あの気の短さがと嘆く家康。信雄と組めば織田家存続のためという秀吉と戦う為の名分が手に入ると勧める忠勝。秀吉は次に何を仕掛けてくるのかと聞く忠次。狙いは一つと答える家康。)

(安土城。乳母から、秀吉が信長の一周忌を盛大に執り行った事、大阪に安土城よりも大きな城を築くと宣言した事などから、天下取りを狙っているらしいと聞く茶々。そこに秀吉が安土城に来ているという知らせが入ります。黙って出て行く江。)

(別室で三法師を抱く秀吉。そこに駆け込んで来て、そこにおったか猿と凄む江。しかし、同じ部屋におねと龍子が居る事に気付き、居住まいを正します。江に懐く三法師。そこに入ってきた初。元気になられたと喜ぶ秀吉。元気な訳がなかろうと怒鳴る初。驚いて走り去る三法師。さらにやって来た茶々。)

(茶々に見とれる秀吉。その様子に気付くおね。秀吉の前に座り、信孝を切腹させた事、勝手に信長の一周忌を行った事を責め、さらには天下取りを狙っているのではないかとまくし立てる茶々。そんな彼女を口を開けて眺め、そんな事はないと上の空で答える秀吉。その様子を訝しげに見ている江。約束してもらえますねと念を押す茶々。誓って、姫様達には手を出さぬと約束していると答える秀吉。吹き出す龍子。織田家を根絶やしにせぬ様にと言っているのだと畳みかける茶々。それはもうと答える秀吉。笑い出す龍子。茶々の手を取って出て行く江。)

このシーンも、宮沢りえの実年齢が仇となって分かり難いですね。本当なら茶々は14歳であり、そんな小娘が秀吉相手に喰って掛かっているのですから、あの子供っぽい詰問の仕方や人を喰った様な秀吉の対応ぶりも納得が行くというものです。どこまで行っても、年齢の壁は付いて回るなあ。

無論、今回の一連のシーンは史実ではありませんが。

(後に残った秀吉。その開いた口を閉じさせるおね。笑い続ける龍子。茶々が市の方に似ていると鎌を掛けるおね。そんな事はないととぼける秀吉。)

(廊下の先で、姉上を秀吉から守ってみせると言い募り、姉の前に両手を広げて立ちふさがる江。)

次週は茶々に手を出し始めた秀吉に、三姉妹が対抗する様ですね。でも、それも子供だから成立する話だと思うのだけどなあ。ぶつぶつ。

|

« 京都桜事情2011 ~京都御苑 3.27~ | トップページ | 京都・洛中 京都桜事情2011 ~平野神社 3.26~ »

江~姫たちの戦国~」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/14874/51230269

この記事へのトラックバック一覧です: 江~姫たちの戦国~11 猿の人質:

« 京都桜事情2011 ~京都御苑 3.27~ | トップページ | 京都・洛中 京都桜事情2011 ~平野神社 3.26~ »