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2011.02.20

江~姫たちの戦国~7 母の再婚

「信長の跡目相続を巡って対立する秀吉と勝家。三男の信孝が勝家を頼った事で、対立は一気に表面化しました。」

「清洲城。亡き信長を偲ぶ市達。その中で、光秀も嫌いではなかったとつぶやく江。仇ではないかと食ってかかる初。世の行く末を案ずる茶々。力のある者によって平穏に納められる事を望む市。」

「浜松城。織田家の跡目を巡って意見を交わす家臣達。しかし、局外中立を宣言する家康。」

「長浜城。宗易の点てる茶を旨そうに飲む秀吉。光秀に向かってざまあみろと言ったかと思うと、信長の死を嘆き悲しむなど忙しい様子。秀吉の頼みで茶頭になった宗易ですが、恩ある織田家に背を向けたのは節操が無いのではないかと問われます。しかし、恩などはない、自分はただ茶を点てて来ただけ、これまでもこれからもと答える宗易。彼は茶のためなら心だけでなくこの身までも売ると言い切ります。」

「信長好みの茶碗で茶を点てる宗易。織田家の跡目を巡る信雄と信孝の二人を評して、器が小さいと酷評する秀吉。自分が後見になれれば良いのだが、百姓出の者は相手にされないだろうと嘆きます。その時、跡目を継ぐのに相応しいのは子だけだろうかと謎の様な言葉を漏らす宗易。その言葉を聞き、何かを悟った様子の秀吉。彼は宗易にこの恩は忘れないと告げ、信長好みの茶碗で茶を飲むなどもったいないと言って去っていきます。」

「北庄城。信孝、佐久間盛政相手に、信長の弔い合戦に出遅れた事を嘆く勝家。これからの事が大事だと諭す信孝。それなら決まっている、信孝を跡目に据える事だと勝家。それをどうやって知らしめるかと信孝。会議を招集しようと提案する勝家。場所を清洲と決め、直ちに使者を出せと盛政に命ずる勝家。」

「清洲城。信長の菩提を弔っている市達。そこに、この城で織田家の跡目を決める会議が開かれるという知らせが入ります。その参加者は勝家、丹羽長秀、池田恒興、それに秀吉と聞き、眉を曇らせる市。秀吉になど織田家の事を決める権利など無いと言う市ですが、仇を討ったという評判が気になります。そして、秀吉は妻と母を連れてきていると聞き、おね殿も来ているのかと急に明るくなる江。皆が仇の女房ではないかとたしなめる中で、私はあの人が好きだと言い張る江。」

「おねを探して城の中を歩く江。とある部屋から物音がし、中の様子を窺っていると小さな子供が飛び出してきました。ほうし様と慌てて飛び出してくるおね。逃げ回るほうし。通せんぼをして捕まえる江。」

「おねと対座する江。江と共に信長と最後に会った時の事を回想するおね。ほうしの名を訪ねる江。わからないと答えるおね。自分たちの子ではなく、秀吉がほうし様と呼んでいるので自分たちもそう呼ぶのだと言います。そこに、秀吉の母であるなかがやってきました。手にわらで作った馬を持っています。部屋に入ってから、江に気が付いたなか。信長の姪だと聞いて急にはいつくばります。」

「おねに向かって、自分は百姓だから畑がしたい、秀吉にそう言ってくれと頼むなか。彼女はほうしを連れて別の部屋へ行ってしまいます。あの子は一体と聞く江。そこに秀吉がやってきました。菓子を貰ってきたと飛び込んできましたが、そこに江が居る事に気付き、急いで平伏してあいさつをします。伯父のために働いてくれたと礼を言う江。調子に乗って、光秀を成敗した事は生涯の誇りだと自慢する秀吉。その光秀が好きだったと答える江。その言葉を聞き、あれほどの御仁をこの手で討ち果たす事になろうとはと急に態度を変える秀吉。言う事をコロコロ変えるでないと怒る江。ははっとかしこまる秀吉。おねに気づき、言い過ぎたと謝る江。この人はいつも調子が良いのだと気にしないおね。」

「あの子はどこの子だと問い詰める江。身寄りを失った親戚の子だと言い張る秀吉。親戚とはどこのと聞くなか。黙っていろとたしなめる秀吉。不審に思う江。そこに、江を探すヨシの声が聞こえてきました。やむなく部屋を後にする江。びっくりしたとひっくりかえる秀吉。その時、再び障子を開けた江。居直る秀吉に、何か企んでいるのではないかと問い詰める江。めっそうもない事ととぼける秀吉。」

「江が本当に立ち去った事を確かめ、再びひっくり返る秀吉。本当の事を言えと詰め寄るおね。わしのやる事に口を挟むなと怒る秀吉。そして、ほうしを抱き上げ、頼みます三法師様とつぶやく秀吉。」

「1582年(天正10年)6月27日。清洲会議が開かれます。落ち着かぬ様子でうろうろしている勝家。対座している長秀と恒興。遅れてきた秀吉。信長の菩提を弔おうと勝家が背中を見せた時、意味ありげに長秀と恒興に目配せする秀吉。うなずく二人。」

「隣の部屋に忍び込み、聞き耳を立てている江。跡目を継ぐべきは二人、と切り出す勝家。その中でも信孝は光秀討伐の軍に加わっていた事が大きく、自分は信孝を推すと言う勝家。それは大きいと長秀。信雄は戦に間に合わなかったばかりか、安土城まで焼いてしまったと非難する恒興。跡目は信孝で良いなと恫喝する様に叫ぶ勝家。その時、秀吉が待たれよと切り出します。」

「異議があるのかと聞かれ、跡継ぎには嫡流をもってすべきではないかと言い出す秀吉。信忠の嫡子より他には無いと言って襖に近付く秀吉。同時に明けられる廊下側の障子。立っているのは三法師。襖を開ける秀吉。そこにうずくまっている江。驚く秀吉。猿と言って秀吉に飛びつく三法師。秀吉の企みに気付いて睨み付ける江。」

「三法師を抱き上げて、信長の御嫡孫である、頭が高いと叫ぶ秀吉。やむなく平伏する勝家達。」

「三法師こそ跡目を相続するに相応しいと宣告する秀吉。織田家の跡を継ぐには幼すぎると異議を唱える勝家ですが、それを補佐するのが家臣の努めであると一喝する秀吉。反論出来ない勝家。」

「その時江が立ち上がり、なぜその様な大事をそなたが決めるのかと詰め寄ります。それを聞き、これは信長の御遺志であると思う故と答え、今から御世継ぎは三法師様であると宣言する秀吉。ははーと平伏する長秀と恒興。一人不服げな勝家。それを見て、頭が高いと指摘する秀吉。やむなく平伏する勝家。」

「驚き部屋に入ってきた信孝。秀吉を睨み付ける江。知らぬ顔を決め込む秀吉。」

「江から事の顛末を聞いた市達。昨日もっと問い詰めておけばと悔やむ江。秀吉は天下を裏から動かす腹づもりだと見抜く市。」

「天下を取るなど考えた事もないと秀吉。ならばなぜ、三歳児に跡目を取らしたと問い詰めるおね。だから嫡孫なのだと言い張る秀吉。自分はすべて織田家のためにやっている、自分が守らなければ織田家は他家の食いものにされてしまうと秀吉。一つだけ判っている事がある、猿が天下人になることなど聞いた事もないと叫ぶおね。」

「市に向かって、跡目を継げなかった事を報告する信孝。猿にしてやられたとなげく信孝に、信雄といがみあっている内にその隙を衝かれたとは思わないのかと一喝する市。今更言っても仕方がないと開き直る信孝。そして市に頼みがあると言って、娘達を下がらせます。」

「自室で何事かと気を揉む娘達。様子を見て来ると立ちかける江。そこに市から部屋に来る様にとの知らせが入りました。」

「娘達を前に、嫁ぐ事にしたと切り出す市。驚く娘達。相手は勝家であると説明する信孝。後は皆で話し合われたいと言って出て行く信孝。」

「なぜ勝家なのかと詰め寄る茶々。猿に匹敵する力を持っているのは勝家しかいないからだと説明する市。秀吉の天下取りを阻止するためかと聞く茶々。そう思っても良いと答える市。そんなに秀吉が憎いのかと問う初。憎いというより許せないのだと答える市。あの者は三法師を利用して織田家を乗っ取り、天下を我がものにしようとしている、許すわけにはいかないと決意を語る市。」

「勝家の事をどう思っているのかと問う江。私は勝家を猿に勝たせたいと思って嫁ぐ、それは自分の意思であり、武将の心で嫁ぐのだと説く市。納得できない様子の娘達。」

「市が勝家に嫁ぐと聞き、惑乱する秀吉。信孝の入れ知恵と聞き、勝家への嫉妬を露わにします。そして、信孝が織田家を危うくする者は自分である、そしてそれを防ぐ為に市が勝家に嫁入りするのだと言うのなら、言うとおりにしてやろうと開き直る秀吉。彼は織田家を危うくしてやる、そしてこれは信長の遺志である、天下をお前のものにできるかと試されているのだと言って、勝家を滅ぼす事を宣言します。」

「娘達を背後に従え、端座している市。そこに震える声であいさつをしに来た勝家。主筋の者に対する遠慮から、しどろもどろの勝家。その勝家に、姫と呼ぶな、自分の事も市と呼び捨てよと語りかける市。もうすぐ夫婦になるのだからと言う市ですが、茶々は自分は嫌だと言い出します。自分たちの父は長政ただ一人だと言う茶々に同意する初。父の顔を知らぬ江は、自分が敬う事が出来るのは信長ただ一人だと答えます。市と勝家を置いて部屋を出て行く茶々。江の手を引き、後に続く初。とまどいを隠せない市と勝家。」

今回も江が歴史の舞台に絡んで行きます。年齢不詳の江の演出についてはあちこちで不満の声が聞こえますが、ここまで開き直れば大したものだと思います。江はこの頃数えで10歳、今の子供なら小学3年生ですからね、まともに描いていてはとてもではないけれど信長、光秀、秀吉、家康といった歴史上の人物に絡めるはずはありません。

なので、このドラマの江は人智を超越した座敷童の様なものだと思う事にしました。異次元の存在として、信長達をこのドラマに登場させるための触媒の役目をしているのだと考えれば、そう腹もたたないで済みますからね。今の所は江を描くと言うより時代そのものを描いている訳で、その流れそのものはほぼ史実に沿っていますから、まあ良しと考える事にします。でないと、この先に進めないものなあ。

清洲会議については描写が省略されていましたが、秀吉が長秀と恒興をあらかじめ抱き込んでいた出来レースだったと言われます。補足すれば、長秀は二番家老として上位の勝家とことごとく反目しあっており、その点に目を付けた秀吉が旨く籠絡したと言われます。

恒興は信長の乳兄弟でしたが、織田家のおける序列は勝家、秀吉達よりは一段下の扱いでした。それが山崎の合戦に参加した事により一躍宿老の座に上り、この会議に参加する資格を得ています。一説には秀吉がこの会議を主導するために恒興を引き立てたとも言われますが、この会議後に加増を受けている事から、利を持って釣られたのだとも言われます。

もう一人居た宿老である滝川一益は関東において北条氏と対峙していましたが、本能寺の変の後に散々に破られて、這々の体で本領である伊勢長島に逃げ帰って来たところでした。このため会議に出るどころではなかったのだとも、敗戦の責任を問われて会議に出る資格を剥奪されたのだとも言われます。

結果として3対1の争いですから、秀吉が勝ったのは当然でした。もっとも伝わるところに依れば、ドラマの様に秀吉が居丈高に決めつけたというのではなく、秀吉が席を外している間に長秀が理を持って話を付けたのだと言われます。

ただし、清洲会議に関する信頼できる資料はないとも言われ、本当のところは判らないというのが実情の様ですね。一説に依れば、織田家の家督は既に信忠の代に移っており、三法師が後を継ぐのは最初から決まっていた事だとも言われます。確かに、天正3年に信長は信忠に家督を譲って形式上隠居しており、この説は筋が通っていますよね。それに信孝は神戸氏に、信雄は北畠氏の養子に入っており、彼らもまた跡継ぎの資格は有していなかった事になります。

ドラマでは描かれていなかったけれど、会議の重要な要素として勝家は秀吉の所領であった長浜を譲り受けたという事があります。つまり勝家の本拠である北陸から畿内への足掛かりを確保しようとしたのだと言われており、市の嫁入りと共に対秀吉戦に備えた一手でした。史実ではこの長浜を巡っての駆け引きがあるのですが、ドラマではスルーとなるのでしょうか。また、勝家陣営に加わるはずの一益も出て来てないけど、これもスルーになるのかな。

このまま行けば、いきなり賤ヶ岳の合戦に突入してしまいそうな感じがしますが、次週はまだ市の嫁入りが描かれる様ですね。勝家が父親としての威厳を示すようですが、果たしてどんな具合に描かれるのかな。

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