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2011.02.27

江~姫たちの戦国~8 初めての父

「天正10年秋、北庄に移る準備をしている市達。しかし、母の再婚に反対する茶々達は、婚礼の宴には出ないと駄々をこねています。」

「祝言の宴。結局は出席した三姉妹。しかし、勝家のおどおどとした態度に嫌気が差す初達。」

「山城、山崎城。市と勝家の婚礼を聞き、柴田憎しの思いを強くする秀吉。しかし、勝家さえ倒せば、我らの下に戻ってくると息巻きます。」

「北庄への途上、小谷城に立ち寄った市達。物心付いてから自分の生まれた城を初めて見た江。祈りを捧げる市。父、長政は再婚を許しはしないと茶々。そんな心の狭い人ではないと市。見納めにと琵琶湖を眺める市達。」

「北庄城。到着した市の一行。走って市の下に駆けつける勝家達。城普請の事で遅れてしまったと詫びを入れる勝家に、もはや遠慮は無用と申し入れる市。娘達のご機嫌を伺う勝家。あくまで父とは認めぬと突っぱねる茶々と初。とまどう江。」

「勝家の用意した膳部に手を付けない茶々。それに倣う初。娘達をたしなめる市。おどおどとした勝家を父として立てようとする市。」

「家康の下を訪れた信雄。力を貸してくれと頼む信雄にまだ動くなと忠告する家康。」

「山崎城。宗易から信雄が家康と会った事を聞く秀吉。しかし、家康は動かないという宗易の観測に、次の相手は勝家と断を下す秀吉。勝家を討つのは天下取りの布石かとかまを掛ける宗易。それのどこが悪いと口走ってしまう秀吉。天下人ぼくろというものがあると言って、秀吉の顔を眺め回す宗易。嬉しそうにどこだと聞く秀吉。忘れてしまったととぼける宗易。」

「香道を楽しむ市達。山に行かないかと誘いに来た勝家。気分が優れぬと部屋を出て行く娘達。娘に遠慮をするなと市。遠慮がちに、多少なりとも自分に思いを寄せて欲しいと願う勝家。呆然と取り残される市。」

「娘達に、勝家の妻となる、心より勝家を迎い入れ、共に暮らしていくと宣言する市。自分の父は長政一人であると反発する茶々。同意する初。」

「二人の姉に、自分は誰も父と呼んだ事がないと訴える江。呼びたいのなら勝手にしろと突き放す初。」

「勝家の下を訪れた江。父と呼びかけますが、どうしても言葉になりません。笑顔を見せる勝家に反発を感じて部屋を出てしまう江。」

「むしゃくしゃした挙げ句、馬を引き出す江。危ないと止める与助。振り切って飛び出していく江。慌てる与助。」

「野道を駆ける江。なぜ父上と呼べぬのかといらつく江。轟く雷鳴。」

「江が居なくなったという知らせに驚いた勝家は、城下、近郷も探せと下知を飛ばします。」

「降り出した雨の中、道に迷っている江。雷鳴に驚いて暴走を始める馬。」

「北庄城。心配する勝家と市。そこに与助が連れてこられます。江は馬に乗って東に向かった、後を追ったが山の中で見失ってしまったと土下座して謝る与助。あの辺りには熊や狼が多いと口走る盛政。馬を曳けと言って、自らも捜索に出る勝家。私もと言う市に、江が城に戻るかもしれないと言って引き留める勝家。」

「雷鳴を聞き、浅井の父上がお怒りだと叫ぶ初。つまらぬ事を言うなとたしなめる市。今は江の無事を祈ろうと茶々。」

「夜道を行く江。聞こえてくる狼の遠吠え。」

「江を探す勝家達。」

「夜明け。徹夜で江の帰りを待っていた市達。捜索から帰った勝家。自分がちゃんと見ていればと詫びる市。命に代えても見つけ出してくると再び出て行こうとする勝家。その言葉に感ずるものがあった様子の茶々。」

「そこに江が無事に帰ったという知らせが入ります。江の下に駆けつける市達。」

「雨の中、道に迷って荒れ寺に居た、疾風のおかげで戻ってこられたとにこやかに話す江。いけしゃあしゃあとした江の態度を見て、自分のした事が判っているのかと張り飛ばす勝家。驚く江達。江を馬場に連れ出す勝家。」

「与助に江が無事に戻ったと告げる勝家。まことにめでたいと這い蹲る与助。江を跪かせ、詫びよと叫ぶ勝家。もし江が戻らなかったら、与助の首は無くなっていたと聞かされ、両手を付いて謝る江。恐れ入って逃げていく与助。上に立つ者の心得を説く勝家。その上で、無事で良かったと江を抱きしめる勝家。男泣きをする勝家の背中に、そっと手を回す江。その様子をしんみりと眺める市達。」

「すっかりうち解けた茶々達と勝家。京からの土産を茶々達に分け与える勝家。はしゃぐ茶々達。団欒の一時。」

「山崎城。信長の葬儀を行うという秀吉。家来衆はどうするのかと聞くおねに、勝家は招かない、後で知れば怒るだろう答える秀吉。どうしても戦がしたいのかと聞くおね。見ておれ、勝家とつぶやく秀吉。」

「北庄城。貝合わせに興ずる勝家と市達。すっかり打ち解けた楽しい時間。」

今回は母の再婚と新しい父、それに反発する娘達という命題でした。良くある命題で、良くある解決パターンで収まったというところでしょうか。この回って、必要だったのかしらん?三文芝居と言ったら酷評に過ぎるかな。

たぶん、せっかく掴んだ幸せを、またしても秀吉によって奪われるという悲劇性を強調したいのでしょうね。

この時、勝家は62歳ですから、当時としては老人と言っても良い年でした。ですので、父と言うより祖父と呼んだ方がぴったりと来る感じかな。北庄で江達がどの様に暮らしていたのかは判りませんが、こんな団欒は無かったでしょうね。でも、後に市は勝家と最期を共にしているのですから、それなりに夫婦の情愛はあったのかも知れません。そのあたりから派生した創作なのでしょうか。

勝家は初めて父となった様に描かれていましたが、実子が居たのかどうか良く判らない様ですね。養子には勝豊と勝政が居て、勝政の家系が徳川家に仕えて旗本として続いた様です。Wikipediaに依ると、勝里、勝忠という実子が居た事になっていますが、詳細は判らない様ですね。さらに勝春という養子も居た事になっていますが、実子だという説もあるらしく、何だか謎だらけの様です。これほど名の知られた武将にしては珍しい事ではないでしょうか。

養女は居たらしいので、娘に対するのは初めてではなかったはずですね。まあ、主筋となると色々と難しいのでしょうけど、あまりにへりくだり過ぎですし、あまりに豹変し過ぎです。こういうのが作者好みの男性なのかなあ。

それにしても、秀吉は悪人として描かれますね。まあ、江を主軸にしているのだから当然か。この人物もまた、いつか江によって見直される日が来るのでしょうか。

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