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2011.01.30

江~姫たちの戦国~4 本能寺へ

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「香の道を市の方に習う三姉妹。香の道を究めるには気に入った香りを見つける事が早道と言う市。茶々は父長政が愛した浮嶋、初は空蝉が気に入りましたが、江は見つける事が出来ません。」

「馬揃えを企画する信長。その話を信包から聞き、早く見たいと盛り上がる江達。」

「光秀に馬揃えの奉行を命ずる信長。帝にもご覧頂くと聞き、とんでもない事と反対する光秀。委細構わず命ずる信長。」

「中国攻めの陣中で、馬揃えに参加出来ぬ事を嘆く秀吉。こっそり京に出向いてやろうかと嘯く秀吉に、今度信長の逆鱗に触れればただでは済まぬと諫める官兵衛。」

「馬揃えのついでに京を見物する江たち。清水寺の次は建仁寺を訪れています。そこで会ったのは光秀とその娘のたまでした。」

「光秀の塞いだ様子を気に掛ける市。多忙故だと答えるたま。」

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「馬揃え当日。20万もの人出で賑わう京。光秀、信包、勝家など煌びやかな行列に歓声を上げる江たち姉妹。」

「最後に馬に乗って現れた信長。唐冠を被り、紅白の小袖を着、赤の袴を履き、白皮の手袋をしています。そして、腰には牡丹の花、背中には白梅の枝を差し、腰に差しているのは黄金作りの太刀。先導しているのは濃紅色のビロウドの椅子。馬から下りた信長は、ビロウドの椅子に移り、信長が春、世の春、皆々の春、酔いしれるが良いと叫びます。あまりの美々しさに息を呑む江たち。」

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「その夜、信長の招きで一人本能寺を訪れた江。市と二人の姉は、疲れたからと言って来ていません。それを知って、寂しそうな信長。」

「馬揃え感動したと言って信長を喜ばす江。彼女はその場で焚かれている香に気付き、これが気に入ったと言います。これは東大寺という香だと答える信長。」

「約束の品だと言って、南蛮仕立ての洋服を与える信長。無邪気に喜ぶ江。その江にバテレンが伝えるデウスなるものを知っているかと問い掛けます。知らぬが神様はどこかに居るかもしれないと答える江。神など居ない、すべては絵空事に過ぎぬと言い、神が居るとすればこの織田信長を置いて外には無いと言い放つ信長。」

「あまりの事に息を呑む江。いずれは安土の総見寺を自分をあがめ奉らせる場とすると言う信長。それを聞き、人は神にはなれない、どんなに信長が偉くてもそれだけは無理だと叫ぶ江。自分を信じる事と神になる事は違うと言う江ですが、信長はたしなめる事はせず、己の信じた通りに生きろと言って立ち去ります。」

「市の下に帰り、信長が神だと言ったと伝える江。彼女が土産に貰ったのは、香の東大寺でした。それは蘭奢待という東大寺の宝物だと言って驚く市。貴重な物だと知って市に渡す江。」

「1582年(天正10年)3月、武田氏を滅ぼした織田軍。」

「祝宴の席で信忠を褒める信長。その一方で、長年の間骨を折った甲斐があったと言う光秀に、どこで武功を建てたというのかと言いながら首根っこを掴み、欄干に頭を押しつける信長。許しを請う光秀に、執拗に絡み続ける信長。見かねて仲裁に入る家康。やっと解放された光秀。大事はないかと家康に声を掛けられるが、怒りと恐怖で震えが収まらない光秀。」

「安土への凱旋の途中、清洲城にまで会いに来いと市と江に伝えてきた信長。しかし、江はもう自分の好きな信長は居なくなってしまったと言って、清洲行きを断ります。」

「4月半ば過ぎ、一人で清洲城を訪れた市。江が来ないと知り、落胆した様子の信長。自分もこれを返しに来ただけと言って、東大寺を差し出す市。要らぬなら捨ててしまうが良いと答える信長。」

「信長は、自分のところに戻って来る気はないかと切り出します。そして娘達を養女とし、茶々は帝に嫁がせる、初は大名家に嫁がせる、そして江は暫く自分の手元に止まらせると言い出します。帝の后になど畏れ多い事と反発する市。江にも同じ事を言われたと信長。」

「自分も娘達も、兄上の道具にされるのは御免蒙ると断る市。天下太平のためでもかと聞き返す信長。」

「戦の無い世の中にするためには、多くの血を流さなければならなかった。その役目はなぜか自分の所に回ってきた。憎まれ、恐れられるのは自分一人でよい。その後で泰平の世が来れば良いと語る信長。それが我が世の春、皆々の春という事ですかと問う市。泰平の世には帝の権威が必要だ、しかし、それが今は衰えていると憂う信長。」

「茶々が帝に嫁げば、自分に向けられた畏れや恐怖は、全て帝を畏れ敬う気持ちに変わるであろうと本当の狙いを話す信長。信長の真意を初めて知り、驚く市。もう一度、自分の側に戻ってこないかと問われた市は、己自身でしかと定めた後、兄上の側に戻りたいと答えます。」

「乱世が終わればこれも無用になると言って、天下布武の印を市に向かって放り投げる信長。天下布武とは公家、武家、寺家とある中で、武家が中心となって天下をまとめようとするもの、それが終われば役目も終わると説明する信長。次はどのような印判にするのかと市に問われ、天下が静まってから考えようと答える信長。初めて兄と心が通い合った様な気がすると市。自分には何も変わらぬと微笑む信長。」

「伊勢に戻り、江に東大寺を返す市。兄は自分を犠牲にする覚悟で天下泰平を願っていたと知ったと告げる市。言いたい放題を言ったのは自分の方だった、もう一度会って謝りたいと言い募る江。」

「光秀に向かって、四国攻めには信孝を総大将に任命すると告げる信長。四国衆とは長年取り次ぎ役を担ってきた、なぜ自分が総大将から外されるのかと食い下がる光秀。もう隠居しても良い年ではないかと信長。それならいっそ家中から追放して欲しいと口走る光秀。まだ織田家には役目立つ男だと告げる信長。誠心誠意、殿の為に尽くすと言い募る光秀。その分別面が鼻に付くと叫ぶ信長。」

「とにかく沙汰を待てという信長に、四国攻めの件を再考願いたいとさらに食い下がる光秀。ついに堪忍袋が切れたのか、備中に行って秀吉の配下に付けと命ずる信長。我慢ならぬと言う光秀に我慢せよと命ずる信長。拝命しながらも、怒りを抑えかねている光秀。」

馬揃えにおける信長の出で立ちは、能に出て来る神や精霊を演じたものとされています。つまりは、天皇と公家衆の前で、自らが神になると宣言したと言われていますね。また、信長は安土城に自分の化身である盆山という石を置いて、これを神と思って敬う様にという高札を出した事があります。この事からも、自らが神となろうとしたと言われていますね。

一方、光秀に対する数々の振る舞いは、事実とも後世の創作とも言われています。創作のついでに言えば、光秀は中国攻めを命じられた時に、丹波と近江の所領を召し上げられたともされますが、これはどうやら後世に創作されたものの様です。光秀の謀反は戦国史上最大の謎とされますが、ここでは信長が神になろうとした事に対する反発、そして数々の無礼に対する恨み、止めはライバルである秀吉の下に付けと言われた事が複合して光秀を追い詰めたとされました。

謀反の理由付けとしては妥当なところと思われますが、良く判らないのは江や市に対してはあれほど寛大な信長なのに、光秀に対しては容赦しないところですね。ましてや、天下泰平の為には自分が犠牲になっても良いと覚悟する、信じられない程の善人として描いておきながら、家来に対してのあの所業は納得が行きません。美化し過ぎた信長像と従来の類型的な信長像が矛盾して見えるのは私だけかしらん?

大体、信長が暴慢に振る舞えば天皇の権威が高まるはずっていう理屈が判らない。さらに、天下泰平の後は武家が手を引くって何?それなら誰が政治を行うと言うのでしょうか。建武の新政のごとく、天皇親政を考えていたと言う事なのかしらん?あまりに新説過ぎてちょっとついて行けない展開でした。

まあ、姪が可愛くて仕方がない信長というのは好感が持てましたけどね。

次回は本能寺の変、これをどう描くのか楽しみではあります。

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コメント

建仁寺さんで撮影があったんですね♪
TV見ながら嬉しくなっちゃいました(^◇^)

投稿: Milk | 2011.02.01 16:28

Milkさん、

私も驚きました。初回だったかな、仁和寺が写っていたので、
今回も御室だろうと思っていました。

いつ頃ロケをしたのでしょうね。緑がくすんでいたので、10月頃なのかな。

見たかったなあ。

投稿: なおくん | 2011.02.01 21:47

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