京都・洛北 冬景色2011 ~詩仙堂 1.22~
平成23年1月22日の詩仙堂です。この時期の詩仙堂はさすがに混雑はしていないけれど、それでも結構な数の拝観者が訪れていました。
かく言う私も、冬に訪れるのは初めてですね。この山茶花を見る為に入り口まで来た事はあるけれど、中に入った事はまだありませんでした。
庭園はさすがに冬枯れの姿で、とても地味ですね。常緑のさつきも、寒さのせいでしょう、赤茶けた色に変わっています。その手前にある白い部分は、なんと雪が残っているのでした。
庭園に出ると、さらに雪が残っていました。これはこの日に降ったという訳ではなく、去年の大晦日以来、何度か降った雪がずっと溶けずにあるのだそうです。
特にこのエリアは立ち入りが出来ない様にロープで仕切られており、踏み荒らされる事が無かったので綺麗に残ったのでしょうね。既に雪と言うより氷に変わっていた様でしたが。
そろそろ木の実も熟して、鳥に食べられる時期になっています。その中でマンリョウはまだ綺麗なまま残っていました。という事は、食べられるには少し早いという事なのかな。
冬の青空は、秋以上に澄んで見えますね。この季節の彩りとしては、最も鮮やかなのがこの青色かも知れません。
この日、詩仙堂を訪れた一番の目的は、丈山椿を見る事でした。白の花弁に赤のしぼりが入った椿で、詩仙堂の主である石川丈山の名が冠された花です。大輪の美しい花ですが、実は11月に訪れた時にも既に咲いていたのですね。その時は紅葉の豪華さに幻惑されてあまり印象に残っていなかったのですが、冬枯れの今になてみると、その見事さが際立って見えたという次第です。
庭園では、馬酔木の花穂が伸びていました。まだ開花には至っていませんが、間もなく咲きそうですね。厳冬期に咲く早春の花であり、春の使者の一つです。寒さ厳しい今年にあっては、特に待ち遠しい気がしますね。
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コメント
赤山禅院のときも思ったのですが
一乗寺のあたりは寒いのかな?
思ったよりあちこちで雪が残ってますよね。
山茶花も椿も綺麗です!(*^_^*)
投稿: Milk | 2011.01.25 23:34
Milkさん、
やっぱり京都としては北に位置しますし、標高も少し高いので、
市内よりは気温が低いのでしょうね。
4月の桜の進行でもわずかに遅いと感じますから。
山茶花は既にピークは過ぎている様ですが、
まだ花を見る事が出来ました。
盛りは12月頃なのかな。
丈山椿は痛んだ花が多く、上の方で咲いていたのを望遠で撮りました。
やっぱり鳥が突くのでしょうね。
こちらも盛りは過ぎつつあるようですが、
まだ蕾もあったので暫くは楽しめそうですよ。
投稿: なおくん | 2011.01.26 06:15