京都 嵐山花灯路2010 ~中の島から法輪寺 12.11~
以前は中の島がイベントの中心だったのですが、一極集中を避けるためでしょうか、各ポイントに分散している感じですね。そのぶん、中の島は少し寂しい感じになっています。
そんな中で、京都嵯峨芸術大学と嵯峨中学生が作成したという行灯は、当初から変わらないですね。初めて見た時は違和感すら感じましたが、今ではこのイベントならではの風景と感じるから不思議です。
今年の中の島を盛り上げてくれるのは、学生達に依るパフォーマンスですね。特別な舞台は無く、広場の一角を区切っただけのスペースなのですが、その熱演振りは買えます。この日は「京炎そでふれ」の京躍華(京都薬科大学のチーム)による演舞がありました。安倍晴明をモチーフにした躍動感に溢れたダンスで、見ていて好感が持てましたよ。
この「京炎そでふれ」というのは実は良く知らなかったのですが、京都の学生達が創作したダンスの様ですね。全国的にはよさこいソーランが有名ですが、それに似ているものの、定義がもっと自由になっている様です。
冒頭の女性が手にしている「四竹」という楽器を使う事と「京都らしさ」を取り入れる事だけが条件で、後は曲目も振り付けも全くの自由なのだそうです。京都学生祭典におけるイベントとして始まった様ですが、序々に広がりを見せているらしく、これからは京都のイベント会場で見かける様になるかも知れませんね。
中の島からさらに西へ行くと法輪寺があります。京都においては十三参りの寺として知られていますが、嵐山花灯路においては「DK」、つまりデジタル掛け軸が投影されるポイントとして認知される様になりました。
このDKは2007年から行われる様になったもので、コンピュータと10数台のプロジェクターを使用し、百万枚の画像をランダムに組み合わせて建物に投影しているのだそうです。ですから、同じ映像は二度と見る事が出来ないのだとか。
こちらは多宝塔ですね。とても幻想的で面白いのですが、難点はこの光に幻惑されて足下が見難い事かな。注意して歩かないと躓きそうになりましたよ。
ここでは、暖かいアップルティーの接待がありました。体が冷え切っていた事もあり、嬉しいサービスでしたね。
嵐山花灯路は19日までとなっています。私は時間と体力切れで竹林の小径には行かなかったのですが、2006年当時とは違った幻想的なライトアップになっている様ですよ。
ライトアップは午後5時から8時30分までとなっており、じっくりと各ポイントを見て回るのには時間が短すぎますね。ですので、あらかじめ順路を良く考えておく事をお薦めしますが、特に竹林の小径の混雑と渋滞は半端では無いという事を計算に入れておいて下さいね。あと、野宮神社もきちんと参拝しようと思うと相当に時間を取られますよ、たぶんですけど。
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コメント
今日は予定が大幅に遅れたので嵐山へはいけませんでしたが
府立植物園のイルミネーションをみてきました(*^_^*)
投稿: Milk | 2010.12.16 23:05
Milkさん、
記事を拝見しました。なるほど、植物園という手もありましたか。
嵐山は来年の楽しみですね。
投稿: なおくん | 2010.12.17 22:11