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2010.10.20

京都・洛北 妙満寺 ~雪の庭~

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京都の北、岩倉の地にある妙満寺、雪の庭がある事で知られます。

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妙満寺は日蓮宗に属し、昭和43年に当地に移転するまでは寺町二条の地にありました。移転した理由は周辺の市街化が進行し静謐が保てなくなったためで、その意味では岩倉の地は理想的な場所だった事でしょう。

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本堂は東向きに建っているのですが、その正面には比叡山が聳えています。素晴らしい景観であり、これたけでもここに移った値打ちがあるというものでしょうね。

ちなみに、右側に聳えているのは仏舎利大塔。インドにあるブッダガヤ大塔を象ったもので、最上階に仏舎利を安置しているそうで、昭和48年に建てられました。

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そして、松永貞徳によって作庭されたとされる「雪の庭」です。元は塔頭の成就院にあり、清水寺成就院の「月の庭」、北野(一説に祇園)にあったとされる成就院「花の庭」(現存せず)と共に、成就院「雪月花の三名園」と並び称されました。

この地に移転した時に方丈に移築され、比叡山を借景とするとパンフレットにはありますが、今は背後の樹木が茂りすぎたためでしょう、稜線の一部が見えるだけですね。ちょっと残念ですが、いつか雪が積もった時に来てみたい庭です。

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この寺の見所はもう一つあって、「安珍・清姫伝説の鐘」が保管されているのです。鐘の中に逃げ込んだ安珍を、蛇と化した清姫が鐘諸共焼き殺すという恐ろしい伝説ですが、現在の鐘は事件後400年程発って再興されたものです。この鐘にもまた清姫の怨霊が取り憑き、周囲に祟りを成した為一度山中に捨てられたのですが、さらに200年経った後に土中から見つけ出され、妙満寺に運ばれて供養を受けたのでした。

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現在は怨霊も消えて宝物庫に保管されているのですが、高さ1m程の意外と小さな鐘です。これは再興された鐘ですから、オリジナルはもっと大きかったのかも知れません。

娘道成寺など安珍・清姫伝説を題材にした演目を演じる時には、出演者が妙満寺にお参りする事が慣例になっていたそうでね。そして、今でも芸道成就を願う芸能関係者が参拝に訪れるという事です。

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コメント

清水の成就院庭園の夜間特別公開も、
11月17日(水)から始まりますね。
今年の月の庭、ご覧になります?

投稿: zuzu | 2010.10.21 09:58

追伸
月見といえば、10月23日(土)に、夜の泉涌寺を借り切って、JR東海が実施する一夜限りの観月イベントがあります。
「そうだ 京都、行こう。」のホームページをご覧の方も特別に参加できるという事で、招待状をHPからプリントアウトして持って行けば参加できるようですよ。
http://souda-kyoto.jp/travel/saijiki/harp.html
ご存じかもしれませんが、お知らせまで・・・。

投稿: zuzu | 2010.10.21 12:59

zuzuさん、

成就院は行くつもりでいます。
丁度紅葉の時期ですし、中島潔さんのふすま絵も見たいですしね。
でも、混むだろうなあ。

泉涌寺の方は知りませんでした。
時間が取れたら行ってみたいですね。
教えて頂いてありがとうございました。

投稿: なおくん | 2010.10.21 20:53

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