京都・洛西 彼岸花2010 ~北嵯峨 稲田の風景~
北嵯峨は一面に水田が広がる田園地帯なのですが、彼岸花が咲く頃には稲刈りが終わっているところが多く、黄金色の稲穂が揺れる光景というのはあまり見る事が出来ません。それでも探せば、部分的には写真の様な景色が残っている所もあります。
この黄色の稲穂と赤い彼岸花の組み合わせはとても美しく、最も日本の秋らしい景色の一つだと思います。
本当は彼岸花が田んぼを縁取る様に咲いているところを撮りたいのですけどね、そういう場所は残っていなかったので、部分的な写真しかありません。でも、見られただけでも良かったのかなとも思っています。
今の嵯峨野でちょっと困ったのは、田んぼの周辺に電線の柵が張り巡らされている事です。これは何かと思ったのですが、猪避けの柵なのだそうですね。最近は山に餌が減ったのか、あるいは猪が増えたのかは判りませんが、里に下りてきて稲を食べてしまうのだそうたです。その被害を防ぐ為の柵なのだそうですが、写真を撮るには正直言って邪魔ですね。
でも、せっかくの農作物が食べられてしまっては大変ですから、撮る側で工夫するしか無いでしょう。それにしても、猿までやって来る様になったと聞きますから、今の山の中はどうなっているのでしょうね。動物たちも棲みにくい世の中なのかな。
こういうわら束を干した景色も少ないですね。昔の様にわらを使う事も少なくなったという事でしょうか。こうして干してあるのは、しめ縄など限られた用途の為に作業してあるのかも知れません。
こうして夕日を浴びながら野道を歩くのは気分の良いものですね。とても平和で落ち着いた、静かな一時を過ごさせて貰いました。
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コメント
わら束を干してる景色はのどかでいいですよね(*^_^*)
ニュースを見ていても心穏やかでないものばかり
なのでこういうのを見るとホッとします。
投稿: Milk | 2010.09.28 18:40
Milkさん、
この日は世間のきな臭さを忘れて、のんびりとした一時を過ごさせて貰いました。
瑞穂の国とはこんな穏やかな里の事なんですよ、きっと。
投稿: なおくん | 2010.09.28 21:09