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2010.08.06

京都・洛東 蓮2010 ~大蓮寺~

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東山二条に大蓮寺という浄土宗のお寺があります。江戸時代から安産祈願のご利益がある事で知られ、また観音像を有する事から落陽三十三所観音霊場の第八番札所ともなっています。

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近年では境内に沢山の蓮がある事から、蓮の寺としても知られる様になりました。寺名そのものと言っても良いのですが、蓮は今の御住職が徐々に増やされたものらしく、寺の起源とは直接の関係は無い様ですね。でも、覚えやすくて良いとは言えます。

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小さなお寺ですが、話題が豊富で、なかなか興味深いところですね。

開創は1600年と比較的新しく、深誉上人によって西洞院五条に開かれました。ご本尊は阿弥陀如来で、比叡山の慈覚大師の作とされます。この阿弥陀様の完成間近の時に、山を下りて女人の厄難を救いたいと大師の夢にお告げがあり、女人禁制の比叡山を下りて町中に祀られたとされます。

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これってどこかで聞いた話だと思ったのですが、真如堂のご本尊の事だったのですね。真如堂は応仁の乱で荒廃して以後寺域を転々としており、ご本尊の行方も判らなくなっていました。一方、大蓮寺の開祖である深誉上人は、伏見の荒れ寺でただならぬ阿弥陀如来を見つけて、無住の寺に捨ててはおけないという思いから大蓮寺を建てられました。この阿弥陀如来が、実は行方不明になっていた真如堂のご本尊だったのですね。

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元禄年間になって再興がなった真如堂は、かつてのご本尊の行方を捜し始めました。そして、大蓮寺の阿弥陀如来こそがそれに違いないと突き止めます。幕府を通して真如堂へ帰す様に命じられた大蓮寺では、21日間お経を上げ続けました。すると、不思議な事に阿弥陀仏が二つに分かれたと言うのです。この奇瑞によって大蓮寺と真如堂は、それぞれ一体ずつお守りする事になったのでした。

安産の御利益は、女人救済を祈願したというこの阿弥陀如来像に由来しているのですね。

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さて蓮の花ですが、大蓮寺のブログに依ると7月初旬から中頃にかけてが最盛期だった様です。ただし、雨ばかりで、あまり見頃とは言い難い状況だった様ですね。この日(7月24日)は花数はそれほど多くなく、一番良い時期は過ぎてしまっていたという事らしいですね。ちょっと残念ですが、それでも綺麗な花を見せていただいたので、暑い中を出かけて来ただけの事はありました。

この寺は、場所が分かり難いのが難点ですね。少し入り組んでいる上に、周囲が寺だらけなのですよ。なので、あらかじめ場所を良く確認の上でお出かけ下さい。

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コメント

昨年の三十三観音詣りで知った大蓮寺。
蓮の鉢もたくさんあったので
楽しみにしていたのですが
とうとう見に行けませんでした。

なおくんのところで見れてよかったです(*^_^*)

投稿: Milk | 2010.08.06 23:49

Milkさん、

ここを訪れたのは花傘巡行のあった日で、
あまりの暑さに目眩がしたのはこの時です。

でも、行ってみて良かったですよ。
丹精込めて育てられているので、とても綺麗な花が咲いていました。

今度は早朝に訪れてみたいところですね。

投稿: なおくん | 2010.08.07 06:19

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