京都・洛中 桔梗2010 ~廬山寺 6.26~
平成22年6月26日の廬山寺です。桔梗を求めて訪れたこの寺でしたが、まだ開花したばかりの様子で、期待したほどではありませんでした。
白砂に苔で州浜模様を描いた源氏の庭です。6月から9月にかけては、沢山の桔梗が株立ちし、この雅な庭に野趣を添えてくれます。
例年なら見頃になっていても良い頃なのですけどね、今年はかなり遅れています。天候不順の影響は、ここにも現れているのですね。
数は少なかったとは言え、そのすらりとした草姿と清楚な花はやはり素晴らしいものがあります。梅雨の時期、雨が似合う花でもありますね。
この日はあいにくの雨で、廬山寺を訪れる人はほとんど居ませんでした。独り占めという程では無かったにせよ、とても静かで穏やかな時間を過ごす事が出来ましたよ。
今の時期は桔梗が主役ですけど、本来この庭のベースになっているのは苔ですね。この独特の風合いと微妙なアンデュレーションが、この庭の風情を演出しています。見た目は地味ですけど、源氏の庭には欠かせない名優ですね。
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コメント
板の間に差し込む光の具合がとてもいい感じ♪(*^_^*)
とても素敵な写真です。
こちらのお庭も小さな藤棚ができたりと
少しずつ進化してますね。
投稿: Milk | 2010.07.03 18:59
Milkさん、
ほとんど独り占め状態でしたので、普段は無理な写真を撮る事ができました。
大抵の場合、誰かが縁側に座ってますからね。
あの棚は、やっぱり藤棚ですか。
もしかしたら源氏物語の藤壺のイメージなのかな。
藤の季節に来てみたいですね。
投稿: なおくん | 2010.07.03 20:13