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2010.07.27

祇園祭2010 山鉾巡行 ~月鉾~

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最大にして最長の鉾と言われるのが月鉾です。何より象徴敵なのがその長大な真木ですね。鉾頭として月を頂くこの真木は、まるで鞭のごとく撓る様に出来ています。見ていて驚いたのですが、鉾が止まる時などの衝撃によって、40度くらいにまでは曲がっていたのではないかな。

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月鉾は、蛤御門の変による被害を免れた事から、数多くの装飾品が今に伝わります。それ故に、最も豪華な鉾とも言われますね。ぱっと見えるところでは、破風の下のを飾る蛙股の波と兎の彫刻は左甚五郎の作と言われています。その下の天水引「双鸞霊獣図刺繍」の下絵は、円山応挙の孫応震が描いたものとされます。

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稚児人形の名は於菟麿(おとまろ)と言い、明治45年に制作されたものなのだとか。太平舞の姿を意識しているのでしょう、衣装の袖を前に垂らしてあるのが独特ですね。

ちなみに、鉾頭の月は三日月と言われていますが、実は新月(最初に現れる月。理科で習う見えなくなる新月とは異なります。)なのですね。やはり一度姿を消した後、最初に現れた姿というところに意味があるのでしょう。

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前掛は17世紀インド、ムガール王朝製の「メダリオン緞通」、世界に数枚しか無いという貴重なもので、オリジナルは重要文化財級の値打ちがあるそうです。この巡行に使われているのはレプリカですけどね。また、ここからならかろうじて見えますが、屋根裏の「金地彩色草木図」は円山応挙の筆になるものなのだそうです。


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見送りは、皆川月華作の染織繍「黎明図」。湖畔の夜明けを表したもので、中央には立葵などの花、下部には白鷺や鴨などの水鳥、上部には遠くに見える山と朝焼けに染まる空を飛ぶ鷺の群れが描かれています。

動く美術品とも賞される月鉾は、この程度ではとても紹介仕切れていません。来年の宵山は月鉾をメインに取材させて貰おうかなと思っているところです。

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