« 龍馬伝30 ~龍馬の秘策~ | トップページ | 祇園祭2010 山鉾巡行 ~月鉾~ »

2010.07.26

祇園祭2010 山鉾巡行 ~鶏鉾~

Niwatoriboko1007261

鉾として4番目にやって来たのは鶏鉾です。古代中国の堯の時代に、訴訟用の太鼓を叩く者が誰もおらず、鶏の巣になってしまったという故事に基づく鉾です。要するに、治世の象徴という事なのでしょう。

Niwatoriboko1007262

鶏鉾は、音頭取りの浴衣が青いのが特徴の一つですね。放下鉾もやはり青なのですが、あちらが裾をからげているのに対して、こちらは着流しという違いがあります。ちょっとしたところですけど、こんな所にも各鉾の個性が表れていますね。

時間と共に新町の観衆も増えてきて、この鶏鉾の頃がピークだったかも知れません。観客を整理する声が一段とうるさいですね。艶消しではあるけれど、これだけ混んでいてはやむを得ないよなあ。

Niwatoriboko1007263

鶏鉾の稚児人形は、幕末に制作されたものだそうです。ただ、なぜか名前が不詳なのだとか。他の鉾の人形にはあるのに、ちょっと不思議ですね。

Niwatoriboko1007265

鶏鉾の水引(横に細長い懸装品)のうち、天井から吊されている天水引は、文政8年作の「瑞雲、日輪と麒麟図」綴錦です。四条派の画家、下河辺玉鉉の手による下絵が使われているそうです。

囃子方の下にある下水引(人物が描かれている懸装品)は松村呉春下絵の金地綴錦「唐宮廷楼閣人物図」、赤地の懸装品が二番下水引で松村景文(呉春の弟)が下絵を描いた「春秋蝶図」、その下の三番水引は「生花図」綴錦で円山応挙の下絵と伝えられています。

Niwatoriboko1007266

そしとて、この鉾で一番見たかったのがこの見送りですね。トロイ戦争でトロイの王子ヘクトルが妻子と別れを告げる場面を表現した壁掛の左半分とされ、16世紀のベルギー製なのだそうです。何でも、長浜曳山祭の鳳凰山見送幕と対をなすものなのだとか。

重要文化財に指定されているそうですが、これはオリジナルなのでしょうか。ネットで調べた限りでは、レプリカを作成したという情報は無いのですが、どんなものなのでしょう。16世紀の物にしては、ちょっと鮮やか過ぎる気もするのですけどね。

|

« 龍馬伝30 ~龍馬の秘策~ | トップページ | 祇園祭2010 山鉾巡行 ~月鉾~ »

祇園祭」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/14874/48918493

この記事へのトラックバック一覧です: 祇園祭2010 山鉾巡行 ~鶏鉾~:

« 龍馬伝30 ~龍馬の秘策~ | トップページ | 祇園祭2010 山鉾巡行 ~月鉾~ »