京都・洛中 京都梅事情2010 ~北野天満宮梅苑 2.27~
平成22年2月27日の北野天満宮梅苑です。この日は遅咲きの木を残してほぼ咲き揃い、見頃と言って良い状況になっていました。
梅苑には境内の西北と楼門前の二箇所に出入り口があるのですが、この日は境内側から入ってみました。そこは丁度御土居の史跡にあたり、すぐ下には紙屋川が流れています。そして、その川沿いにも梅が植えられていて、この様に上から見下ろす事が出来る様になっています。
御土居から梅苑に入るとすぐに茶店があって、お茶菓子を頂く事が出来ます(引換券は入場券に付いて来ます)。お菓子は上七軒にある老松の菅公梅。いかにも梅見に似合うおせんべいですね。甘さ控えめで、ふわっとした食感が早春に相応しく感じられます。
また、お茶も同じく老松の梅昆布茶。粉末にお湯を自分で注いで飲む事になります。まだまだ寒気の残る季節には、暖かいお茶が嬉しいですよ。
確かめた訳ではないですが、梅苑には早咲きの木は比較的少ない様な気がします。毎年2月の初めから開園されるのですが、見頃になるのは2月後半から3月前半にかけてかな。
この梅苑は、総体として美しいのですが、いざ写真に撮ろうとすると、とても難しいですね。同じ様な樹形の木がまんべんなく咲いていおり、どこを中心にしたら良いか迷ってしまうのです。
あれこれ考えながら撮っていると、下手やなあという声が聞こえて来ました。内心ぎくっとしたのですが、ある家族連れの中の娘が父親に向かって言っていたのですね。
それがどんな写真かは判りませんが、そのお父さんはちょっと気の毒な気がしますね。ここで上手と言われる写真を撮るのはなかなか難しいと思います。
その娘さんいわく、白ばかりではなく、赤と白の混じっている写真が綺麗なんだとのことでした。確かにそのとおりなのですが、構図がなかなか決まらないのがこの梅苑なのですよ。
定跡の一つは楼門を背景にした構図でしょうね。でも、一番のポイントとなる梅はまだ咲いておらず、不発に終わってしまいました。
毎年ここに来る度に思う様に行かず、不満ばかりが募ってしまいます。要するに私の腕が悪いのですけどね、梅を撮るのは難しいと、改めて思い知らされてしまう梅苑です。
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コメント
今年は、あれこれ用事が多かったり天気が悪かったりで、じっくり梅見が出来ませんでした。なおくんのブログで、楽しませていただきましたm(_ _)m
投稿: zuzu | 2010.03.03 09:58
zuzuさん、
すぐ近所に沢山名所があるのにね、
まあ、間が悪い時はそんなものなのでしょう。
私の写真で雰囲気を楽しんで頂けたのなら嬉しい限りです。
投稿: なおくん | 2010.03.03 21:01