京都・洛中 京都梅事情２０１０ ～北野天満宮境内 ２．２７～

平成２２年２月２７日の北野天満宮です。２日前に梅花祭を終えたばかりの境内では、中咲きの木が盛りを迎えつつあり、とても華やかな雰囲気で溢れていました。

詳細に見れば、早咲きの木は既に盛りを過ぎて落花が盛んになっているのですが、それでも遠目には依然として見頃を保っている様に見えます。

遅咲きの木は、まだつぼみのまままか少し咲き出した程度でした。１月から３月まで、息長く楽しめるのがここの梅の有り難いところですね。

中咲きの木はほぼ盛りと言って良く、花が輝いて見えますよ。

それにしても、ひと口に梅と言っても、色とりどりの花があるものですね。それぞれ個性を持ちながら、渾然として調和しているのが美しい。

梅は色が濃いからでしょうか、蕾でも遠目には咲いているかの様に見えますね。それに近づいてみても、蕾なりに可愛らしく、かつ綺麗に見えるのが良いです。

でも、真骨頂は紅白のハーモニーかな。これは桜には無い味わいですね。

無論、盛りの時なら白梅単独でも十分に美しいのですが、背景に紅が入るとさらに引き立つというものです。

境内の北側にも梅はありますので、忘れずに見て行って下さい。ここもなかなか見事に咲いていましたよ。

今年は異様な程の陽気が続いており、梅の開花も随分と進んでいる様に思われます。そこに連日の様に雨が降っていますので、盛りは例年より短いのではないでしょうか。まだ遅咲きの木はありますが数が少なく、華やかさを求めるのなら、なるべく早く行かれた方が良いと思いますよ。