京都・洛東 建仁寺塔頭 両足院 新春特別公開
建仁寺の塔頭「両足院」で特別公開が行われています。普段は非公開の寺ですが、年に何度か特別公開があり、中を拝観する事が出来ます。
今回の特別公開の目玉は、伊藤若冲と長谷川等伯の自筆画ですね。2年前には若冲の「雪梅雄鶏図」のデジタル複製画が公開された事があるのですが、今回はそのオリジナルを見る事が出来ます。
その複製画もとてもリアルで素晴らしかったのですが、やはり本物の迫力には劣りますね。オリジナルは年月を経ているぶん全体に黒ずんでいるのですが、オーラがあるというのか、底力のある美しさを感じます。鮮やかさだけなら、複製画の方が断然上なのですけどね。
等伯の「竹林七賢人図」もまた奔放な筆使いが見事で、精緻な若冲とは対照的な美しさを見せてくれます。これを見逃す手は無いですよ。
冬の庭園は、さすがに寂しい感じがしますね。やはり半夏生が咲く頃がこの庭の真骨頂なのでしょう。白い花が咲く頃に、また訪れてみたいと思っています。
なお、今回の特別公開は1月17日まで、拝観料は600円となっています。
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コメント
お庭の説明でハンゲショウのお手入れは根元から切ってしまうと聞きました。
今は淋しいですがまた初夏が楽しみですね♪
投稿: Milk | 2010.01.07 00:01
Milkさん、
なるほど、だからすっきりしていると言うか、寂しい感じがするのですね。
まあ、残しておいても枯れ草になっているのでしょうけど。
夏の景色を知らなければ、これはこれで良い庭だと思った事でしょうね。
投稿: なおくん | 2010.01.07 20:51