京都・洛西 冬はつとめて2010 ~鳥居本~
冬の嵯峨野巡り、最後は鳥居本です。ここも紅葉の名所ですが、冬枯れの景色もまた絵になるところです。
鳥居本という地名は結構広く、祇王寺への分かれ道の辺りからずっと続いています。重要伝統的建造物群保存地区に指定されており、昔ながらの町並みが今に伝わって来ている訳ですね。
その中でも、白眉はやはり一の鳥居近くかな。二つの鮎茶屋が抜群の風情を見せてくれます。
鳥居本という地名の起こりになったとも言われるのが、この一の鳥居です。鳥居の主は愛宕神社で、京都盆地の周辺では一番高い愛宕山の山頂に鎮座しています。このあたりは愛宕神社への参道にあたり、鳥居本は門前町として発展してきたのですね。
鳥居を潜ったところにあるのが平野屋さん。奥嵯峨を代表する、時代を超えた佇まいですね。
つたやさんの苔生した屋根です。とても美しくはあるのですが、これって大丈夫なのかと心配になりますね。水分を含んで重そうですし、湿気で屋根が腐ってしまうのではないかと余計な事を考えてしまいます。
京都の冬の天気は変わりやすいですね。さっきまで青空だったのが、何時の間にやら曇り空になっていました。明け方よりも風が冷たくなったような気がします。
それにしても、冬を表現するのって、結構難しいものですね。凛とした美しさを撮りたかったのですが、なかなか上手くは行きませんでした。でも、いつもとは違った事に挑戦するのは面白かったです。またやってみたいですね。
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コメント
茅葺の屋根が苔むすのは屋根の寿命だときいたことがあります。
風情はいいですが本当は屋根を葺き替えないといけないんでしょうね。
底冷えする嵯峨野で平野屋さんの甘酒おいしかったなぁ。。(*^_^*)
投稿: Milk | 2010.01.30 17:43
Milkさん、
やっぱり苔生した屋根は寿命なのですね。
見た目はきれいなのだけど、中は相当痛んでいるのでしょう。
この日は丁度店が開いたところだった様なのですが、
準備中の様にも見えたので、写真だけ撮って帰ってきました。
本当は寒かったので暖まって行きたかったのですけどね。
次の機会には甘酒を頂いてきます。
投稿: なおくん | 2010.01.30 20:56