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2009.08.31

龍馬伝 ~海援隊京都本部跡 酢屋~ 

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2010年の大河ドラマは龍馬伝ですね。その龍馬と言えば司馬良太郎氏の「龍馬がゆく」で描かれた人物像が強烈で、ほぼ史実であるかのような受け取り方をされています。しかし、今回は岩崎弥太郎の目を通した新しい龍馬像を描くと言われており、どんなドラマになるか今から楽しみなのですが、当ねこづらどきでも久々に京都が舞台となる大河ドラマとなるため、出来るだけ追いかけてみようと思っています。

そこで少し早いのですが、京都における龍馬の足跡を追ってみました。まずは木屋町界隈から始めましょうか。

幕末史において龍馬は、薩長同盟の締結、大政奉還の実現、五箇条の御誓文の元となった船中八策の起草など様々な足跡を残していますが、彼個人について言えば海援隊の創設が最も大きな出来事だった事でしょう。極端に言えば、海援隊をやりたいが為に、薩長同盟や大政奉還を推し進めたとも受け取れるのです。

その海援隊の京都における拠点となっていたのが、河原町三条下がる車道にある酢屋でした。酢屋とは1723年(享保8年)に創業された材木業を営む商家で、幕末期には高瀬川における材木運送権を独占していました。海援隊が京都で商機を掴もうと思えば、酢屋の様な商家の力を借りるのが一番の近道だった事でしょうね。当主の六代目嘉兵衛もまた龍馬の活動に理解を示し、力を貸していたとの事です。

写真は現在の酢屋で、龍馬は左上の出格子窓がある部屋を借りて住まいしていたそうです。残念ながらこの建物は当時そのままの姿ではなく、一度大掛かりに改装されてはいますが、幕末当時の面影を引き継いでいると言われます。

酢屋の南側は車道を隔てて高瀬川の舟入になっており、龍馬は部屋からこの舟入に向けてピストルの試し打ちをしたという伝承が残っています。この部屋にはまた陸奥陽之助や長岡謙吉などといった海援隊の面々も出入りしていたそうですね。今度の龍馬伝においては、かなり重要な舞台となるのではないかしらん?

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酢屋の前の道は車道と呼ばれますが、文字通り牛車が通るための道でした。これは三条大橋を牛車が渡るとすぐに痛んでしまう為の措置で、荷物を積んだ車は一つ南の車道を通り、鴨川は川の中を横切って渡っていたそうです。写真の右手に河原に降りる坂道がありますが、これがまさに牛車が通っていた道の名残と言われています。きっと対岸にもあったのでしょうけど、京阪電車が出来た時に消えてしまったのでしょうね。

それにしても、わざわざ一本の道を作ってしまうとは、当時の流通もかなり盛んであった事を伺わせるエピソードですね。その車道は今では通称「龍馬通」と呼ばれており、来年はさらに注目を集める事でしょう。

なお、酢屋の2階は龍馬関係の資料を展示したギャラリーとなっており、入館料500円を払えば中に入る事が出来ます。

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コメント

「新しい」龍馬像というところが
少々ひっかかりますが・・・
でも、坂本龍馬も幕末物も好きなので
期待したいです。
来年は龍馬を追いかけて京都、でしょうか♪

投稿: ヒロ子 | 2009.08.31 22:09

私の中ではあまり興味がなかったので幕末あたりの歴史がすっぽり抜けておりますA^^;

唯一、大河ドラマの篤姫で学んだぐらいなので今更ではございますが海援隊、新撰組このあたりを新開拓ですヾ(^^;)

投稿: Milk | 2009.09.01 10:45

明治12年(1879年8月31日)は、くしくも龍馬の姉 乙女ねえやんの亡くなった日です。
一日ずれで、こちらも酢屋を載せました(^^)

投稿: zuzu | 2009.09.01 11:52

こんにちは、なおくん様

酢屋は行こう行こうと思っておきながら、未だ訪れず仕舞いです。
二階はギャラリーになっているのですね。
来年の大河の舞台ですので、福山さんファンの友人を連れて、巡って見ようと思っています。
なおくん様の大河記事、是非とも参考にさせてもらいます!

投稿: いけこ | 2009.09.01 12:00

ヒロ子さん、

私も期待半分、危惧半分といったところなのですが、
何しろ龍馬ですからね、見過ごす訳には行きません。

今はまだ簡単な史跡紹介だけですが、
ドラマが始まれば本格的に追っていこうと思っています。
龍馬伝が面白いドラマになると良いですね。

投稿: なおくん | 2009.09.01 21:13

Milkさん、

幕末史は面白いですよ。特に龍馬の生涯は劇的ですから、
知れば知る程嵌る事請け合いです。

来年は龍馬伝で一緒に盛り上がりましょう。

投稿: なおくん | 2009.09.01 21:17

zuzuさん、

あっ、そうなんだ。乙女姉の命日までは押さえてませんでした。
偶然ながら縁のある日にアップしたものです。

zuzuさんは、このところ歴史シリーズが続いていますね。
私の知らない史跡も多く、色々と参考にさせてもらっています。

これから龍馬も追いかけられるのですか。

投稿: なおくん | 2009.09.01 21:26

いけこさん、

酢屋は風情のある店構えが良いですね。
またタイミングによっては、
ギャラリーで店の人がお話を聞かせてくれるようですよ。
私の時は無かったですけどね。

ただ、周辺の雰囲気が雑然としすぎているのが残念です。

投稿: なおくん | 2009.09.01 21:31

大河ドラマにも取り上げられることですし、
個人的にも高知で暮らしていたり、
新婚旅行の地をウォーキングしたりした事があるので、
親近感があります。

それらのデータを残してないのが残念ですが、
時折ネタにしようかと思っています。

投稿: zuzu | 2009.09.02 11:15

zuzuさん、

ずっと京都にお住まいかと思っていたら、
高知に居られた事もあるのですね。

新婚旅行の地を歩くとは、なかなかの通と見ました。

これから先、高知に霧島にと、
現地を知っている人ならではの記事を楽しみに待つ事にします。


投稿: なおくん | 2009.09.02 21:15

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