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2009.08.14

大文字送り火2009 ~鳥居形~

奥嵯峨、鳥居本の曼荼羅山に灯される送り火です。その名の通り鳥居の形をしており、仏教色が強い他の4山に比べて、少し風合いが異なる山ですね。

起源について

1.弘法大師が石仏千体を刻み、その開眼供養を行った時に点火されたのが始まりという説。

2.鳥居本は愛宕神社の登り口に当たり、愛宕神社に由来するのではないかという説。

3.伏見稲荷大社から見える事から、お稲荷さんの灯明として灯されたという説。

私的には2が順当なところではないかと思いますが、本当のところはどうなのでしょうね。

鳥居形松明送り火

正式な名称を鳥居形松明送り火と言うのですが、これは他の山の様にあらかじめ火床に薪が組まれているのではなく、世話人達が親火から火を移した松明を抱えて走り、灯明台の様な火床に突き立てて行くという独特の方式を採っているところから来ている様です。

ですから、点火する様子を下から見ていると、松明の火が激しく動いている事が判るのが何よりの特徴ですね。

化野念仏寺との関係

鳥居形では、以前は特段の宗教行事は行われていなかった様です。しかし、現在は護摩木の受付を化野念仏寺で行う様になり、当日も山上で念仏が唱えられている様ですね。起源の1で触れた様に弘法大師起源とも言われる事から、同じく弘法大師縁である化野念仏寺が協力しているのかも知れません。


点火時間

五山の中では一番遅く、午後8時20分です。

鑑賞スポット

奥嵯峨という、京都でも奥まった場所にあるため、見える場所は限定されて来ます。

1.清涼寺北側

2.松尾橋から渡月橋にかけての桂川。灯籠流しも一緒に見られるという事ですよ。

3.広沢池。ここも灯籠流しが行われる様です。

4.大覚寺バス停付近

実のところ、鳥居形はまだ見た事が無く、一度は見たいと思っている山です。今年は無理ですが、来年は是非行ってみたいところですね。


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コメント

おすすめは広沢池です。
風がなく蒸し暑いのが欠点ですが
灯篭が回収されてしまう川と違いいつまで漂い続け、幽玄です。
昨夜はちょうど山の裏手、以前送り火があったといわれる北嵯峨の斜面のお宅からみました。裏手なのでカタチはみえないのですが、稜線が燃え上がり、立ち上る煙に炎が映り、源初的な迫力を感じました。

投稿: 嵯峨仁 | 2009.08.17 12:04

嵯峨仁さん、はじめまして。コメントありがとうございました。
なるほど、広沢池ならではの風情というものがあるのですね。
鳥居形は昨日真如堂から初めて見ましたが、
やっと形が判る程度で、やはり一度は近くで見たいものだと思います。

北嵯峨の斜面というのは、「蛇」が灯されていた所なのでしょうか。
やはり地元には言い伝えが残っているのですね。

山の稜線を燃やす炎ですか。さぞかし迫力があった事でしょう。
そんな光景が見られるというのも、地元ならではの事ですね。

投稿: なおくん | 2009.08.17 20:29

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