京都・洛中 祇園祭2009~鉾建て~
今年も祇園祭の季節となりました。祇園祭自体は7月1日から始まっているのですが、そのクライマックスはやはり山鉾の巡行と、そこに至るまでの一週間ですね。
平成21年7月11日は、その始まりとなる鉾建て・山建てが行われていました。
祇園祭の鉾や山は、組み立てるのに釘は使わず、木の組み合わせと縄がらみのみで行われます。その縄がらみには鉾や山ごとに受け継がれてきた流儀があり、それぞれに異なった方法で編み上げられて行きます。(岩戸山)
こちらは船鉾。まだ木組みが終わったばかりで、縄がらみはされていません。それにしても、高さが無いためか、山と間違う程、土台はコンパクトですね。
しかし、横手にはこれから取り付けられる部材が山の様に積まれていました。これが全て組み上げられると、あの見事な船の形が出来上がるのですね。
この一見してバネの様で、いかにも弾力性に富んでいる様に見える縄がらみは鶏鉾のものです。この形式は、北観音山のものと良く似ていますね。かなり手間が掛かっている様に見えますが、どれくらい効果があるものなのでしょうか。
これは鶏鉾の真木に、紅白の布を被せているところです。なにしろ長いですから、大変そうでしたよ。こんな作業が見られるのも、鉾建てならではの事です。
本体の方では、引き起こしに使う部材の取り付け作業が行われていました。これが終わると一旦向こう側に倒されて、真木が取り付けられる事になります。
これは鶏鉾の部材です。凝った細工が施されていますね。こうして見ると、鉾は工芸品の集合体である事が判ります。
これは長刀鉾の真木にある和縄(しゃぐま)です。どういう意味があるのかと調べたのですが、どうやら装飾品という事の様ですね。それにしても、丁寧にかつ美しく仕上げられているものです。
その長刀鉾では真木が本体に取り付けられ、支柱の縄がらみが行われているところでした。実に手際よく作業が行われており、その職人技に思わず見とれてしまいます。
この時、長刀鉾は一番上の写真の様に横倒しの状態になっています。そして、ここから本体に取り付けられたロープとこのウィンチを使って、引き起こしが行われるのですが、その様子を動画に撮ってきたのでご覧下さい。
容量の関係で全部をアップ出来なかったのですが、ロープを曳き始めてから立ち上がるので要したのは、おおよそ7分くらいでした。最後に湧いた拍手が印象的でしたね。
一足先に鉾の引き上げが終わっていた函谷鉾です。懸装品が何もない状態の方が、一層ひょろ長く感じてしまいますね。
後で取り付けられる車輪です。そう言えば、どうやってこれを取り付けるのでしょう?どう考えても一度鉾を持ち上げなければ出来ないと思うのですが、その場面はまだ見てないですね。せーので、ジャッキアップをするのかしらん?ちょっとした見物かも知れないですね。
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コメント
こんばんは!
昨年巡行が終わって、放下鉾を解体してはるとこを見てたんですが、車輪を外すのにジャッキで持ち上げて外してはりました。
取り付ける時もそうなのかな。
目の前で見ると大きな車輪ですよね。
鉾建ては一度も行ったことがないので、貴重な様子が見れて嬉しいです☆
長刀鉾の和縄 すごいですね~。
ありがとうございました(^^)
投稿: はるみん | 2009.07.12 23:11
鉾建ても一度、生で見てみたいです。
縄だけであの大きな鉾を組み立てるなんて本当に凄いですよね!
機会があったら試し曳きもしてみたいわ(^◇^)
投稿: Milk | 2009.07.13 09:56
おはようございます、なおくん様
私も今年は長刀鉾と友人のご縁で、南観音山を。
長刀鉾はもう既に立ち上がり、試し曳きが。
大きい鉾はこうやって立ち上がるのですねぇ。
南観音山では、真木の松が立てられる一瞬、とてもドキドキ致しました。
曳きをお手伝いさせて貰うことは出来ませんでしたが、山が立ち上がった際、見学や山鉾の方々で一斉に拍手があり、素敵な瞬間だなぁと思いました。
トラックバックさせて下さいませね。
投稿: いけこ | 2009.07.13 10:16
はるみんさん、
なるほど、解体の時にジャッキアップしていたのなら、
組み立ての時もきっと同じなのでしょう。
実は昨日も行ったのですが、
残念ながら車輪の取り付け作業は見る事が出来ませんでした。
実見は来年の楽しみにとっておく事にします。
投稿: なおくん | 2009.07.13 20:53
Milkさん、
本当に職人技としか言い様が無いですね。
見ていると実に手際が良いし、思わず見とれてしまいます。
曳初めは面白いですよ。
木曜になるのは数年後ですけど、
是非参加してみて下さいね。
投稿: なおくん | 2009.07.13 20:57
いけこさん、
南観音山でも拍手が起こりましたか。
やっぱり感動の瞬間という事なのかしらん。
鉾の組み立ては、見ていてもなかなか面白いですよね。
実は昨日も行って来たのですが、
長刀鉾が動き出す前に引き上げてしまいました。
さすがに二日続けては疲れましたので。
と言いながら、明日も行こうかなどと考えているところです。
投稿: なおくん | 2009.07.13 21:00