夏の旅2008~土佐紀行・坂本龍馬~
今の高知で、圧倒的な人気を誇っているのが坂本龍馬。高知城周辺ではさすがに一豊と千代が頑張っていましたが、それ以外では一辺倒と言って良いほど龍馬、龍馬で溢れかえっていました。
かくいう私も龍馬ファンの1人であり、今回の旅行でも主要なテーマの一つに掲げていました。その中で楽しみにしていたのが、龍馬が生まれた町を訪れる事です。
ここがその場所で、本丁筋という高知市の東西を結ぶ大通りに面しています。住所で言えば上町1丁目、隣は上町病院となっていますから、目印には丁度良いですね。
坂本龍馬生誕地から南に入ったところにあるのが、龍馬の生まれたまち記念館です。高知市が運営する施設で、主として龍馬の生い立ちやその家族、さらには周辺の人物の紹介にスポットを当てているところに特色があります。
施設にはCGを使って龍馬の少年時代を追体験するコーナーなどもありますが、ここでの一番のお薦めはボランティアの方に依る無料案内かも知れません。私は少しだけお話を伺っただけなのですが、地元の方ならではの情報を豊富に持っておられる様に見受けられました。何よりとても親切で、丁寧な対応をして頂いたのが嬉しかったですね。
写真は記念館の前から龍馬の実家跡を見たところで、この道筋は真ん中に水路がある事から水通町と呼ばれているそうです。
こちらは記念館から西側を見たところで、龍馬の家の本家筋にあたる才谷屋があったとされるあたりです。少年時代の龍馬は、本家と実家の間をこの水通町を歩いて通っていたのですね。
実のところ、坂本家と才谷屋は裏表の関係にあると何かの資料で読んだ事があり、当然隣接して建っていたものと思っていました。ところが、現地に来てみると案外離れた場所にあったのですね。この事実が判っただけでも、高知にまで来た甲斐があったというものです。
ボランティアの方にはもっとお話を伺いたかったのですが、時間が無かったために長居が出来なかった事が心残りです。
桂浜にある高知県立坂本龍馬記念館です。ここは龍馬観光の一大拠点であり、龍馬を求めて高知に来た人なら、一度は訪れる場所と言えるでしょう。資料も充実していますし、しっかりとした解説も掲示されています。近江屋のセットの前では、龍馬に扮したスタッフが観光客の質問に答えてくれるのも良いですね。
ただ、龍馬の事をある程度知っている人にとっては、少し物足りない場所かも知れません。なぜなら、展示してある資料はほとんどが複製であり、本物は京都国立博物館が所蔵しているケースがとても多いのです。つまり、京都で開かれる特別展を訪れた事がある様な人なら、今さらという感じを受ける事でしょうね。
とはいえ、ここにしかない手紙などの資料がある事は確かですし、龍馬グッズなども豊富に置かれています。また、土佐湾を望む景観は素晴らしいものがありますし、やはりここは桂浜の銅像とセットで訪れておくべき場所の一つだと思います。
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