夏の旅2008~土佐紀行・龍馬伝への期待~
土佐紀行の最後はやはり龍馬で締めましょうか。ここは龍馬の生涯を蝋人形を使って展示している龍馬歴史館です。まず出迎えてくれるのが龍馬の銅像。手を懐に入れた有名な写真の絵柄ですね。桂浜の銅像も、基本的に同じ写真を元にしています。
龍馬歴史館では、前半は龍馬の事績が紹介されているのですが、後半は世界の偉人の蝋人形が並べられています。ですから、途中から歴史館はどこへ行ったんだと言いたくなるのですが、立体的な歴史上の人物に出会えるのはここだけですから、それなりに価値はあるのかな。中には郷士の辿った歴史に関するかなりマニアックなコーナーもあり、龍馬前史を知るには良いかもしれません。
では、コアな龍馬ファンにまでお薦め出来るかというと、かなり微妙です。展示の内容が陳腐ですし、新しい発見といえるものは、前述の郷士の歴史を除けば無いと言っても良いでしょう。時間があればどうぞという程度かな。
ただ、蝋人形の出来としてはかなりのものがありますので、純粋に観光目的なら面白いでしょうね。私的には、藤山寛美さんが良かったな。
さて、2年後の大河ドラマは「龍馬伝」と決まりました。以前に放映された「龍馬が行く」とは違い、岩崎弥太郎の目線で見た龍馬を描くとの事ですから、またひと味違った人物像が見られる事と期待しています。その舞台は当然土佐から始まるでしょうし、家族の姿も描かれる事でしょう。もしかしたら、今回辿った土佐路が現れるかもと思うとたのしみですね。
それに、岩崎弥太郎が中心に来るとすれば、やはり海援隊が軸になるのでしょう。そうなれば長崎が脚光を浴びる事になるのでしょうね。閉鎖されている亀山社中を再開しようという動きがあると聞きますし、長崎の人達もさぞ色めき立っている事でしょう。
後は龍馬が活躍した京都かな。寺田屋はちょっと微妙な事になっていますが、関連する史跡はまだまだ沢山ありますので、また大いに賑わう事でしょう。
龍馬伝によって土佐と京都に繋がりが出来る事を期待しつつ、楽しかった今夏の土佐紀行を終えたいと思います。
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コメント
中味の濃い旅行でしたね。
幕末のことは今まで興味がなかったので
知らないことばかりA^^;
最近、篤姫を見ていてやっと歴史が
つながってきた時だったので
楽しみながら拝見しておりました(*^_^*)
投稿: Milk | 2008.09.07 11:40
Milkさん、
かなり欲張った旅行でしたが、タクシー会社のおかげもあって、
なかなか充実した中身となりました。
レポートも楽しみながら書いたのですが、
土佐の魅力を少しでもお伝え出来たでしょうか。
幕末史は、はまるととても面白いですよ。
特に龍馬関係は資料も多く、京都めぐりのアクセントにもなります。
2年後を目標に、是非龍馬の世界にお越し下さい。
投稿: なおくん | 2008.09.07 21:01