夏の旅2008~土佐紀行・入野海岸~
足摺岬を後にして、高知市への帰路を辿ります。しかし、帰る前にもう一箇所、入野海岸へと立ち寄りました。
入野海岸は四万十川の東、黒潮町に広がる砂浜で、陸側に天正年間に植えられたという入野松原が連なる事で知られています。一帯は土佐西部大規模公園として整備されており、キャンプ場、体育館、テニスコートなどの施設を備えたリゾート地なのですね。
そして、外海に面しているだけに波が高く、高知有数のサーフィンビーチとしても知られています。
しかし、我が家がここに来たのは別の理由がありました。それは桜貝を拾う事なのです。実は20年前にもこの浜に立ち寄った事があり、ガイドブックに載っていた桜貝を拾って帰った記憶があるのです。
ところが最近のガイドブックには記載が無く、ネットで調べてもはかばかしい情報がありません。よさこいタクシーさんにお願いして黒潮町役場に問い合わせても貰ったのですが、少しならあるかも知れないがあまり期待は出来ないとの事でした。
長年の間に消えてしまったのかと思いつつ海岸を歩いてみたのですが、意外にもすぐに見つかったのがこの貝殻でした。20年前に拾ったのも同じ貝でして、目を凝らせば極小のものも含めて沢山落ちていました。
これって桜貝の仲間ではないかと思うのですが、どんなものなのでしょう。
調べた限りではモモノハナガイの様な気がするのですが、まるっきり違う様でもあり、良く判りません。どなたか詳しい方はおられませんか?
夏の終わりが近づき、いつの間にか日の暮れが早くなって来ましたね。時刻は午後6時前、すっかり傾いた西日が風紋を照らします。
海岸には結構な数のサーファー達が居たのですが、砂浜が広大なせいでしょう、ほとんど人の気配が無いかの様に感じてしまいます。
西日の差す浜辺で佇んで居ると聞こえるのは打ち寄せる波の音だけ、静かな旅情を感じたひとときでした。
| 固定リンク
「高知」カテゴリの記事
- 夏の旅2008~土佐紀行・龍馬伝への期待~(2008.09.06)
- 夏の旅2008~土佐紀行・長尾鶏~(2008.09.05)
- 夏の旅2008~土佐紀行・桂浜~(2008.09.03)
- 夏の旅2008~土佐紀行・はりまや橋~(2008.09.04)
- 夏の旅2008~土佐紀行・坂本龍馬~(2008.09.02)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント