京都・洛中 祇園祭宵山~岩戸山~
保昌山を後にして、西の鉾町を目指します。松原通を進んで烏丸通を渡り、室町通を通り過ぎて次の新町通を右に曲がると、岩戸山に出会いました。
新町通は鉾町の中でもメインストリートに属しますが、岩戸山は一番南の端に位置する事から比較的空いており、ゆとりを持って見る事が出来ます。宵山は多くの鉾や山に登る事が出来るのですが、一番余裕のありそうなこの山に上がらせて頂く事にしました。
山の上は思っていたよりも狭いですね。ここに囃子方が詰めると、かなり窮屈に感じる事でしょう。上から提灯の明かり越しに眺める宵山の景色は、なかなか新鮮でしたよ。囃子方の人達は、いつもこんな光景を見ながら演奏しているのですね。
山を降りて、さっきまで座っていた場所を見上げます。いつもの見慣れた光景ですが、立場が入れ替わった様なちょっと不思議な感覚を味わいました。
岩戸山は、岩戸に隠れた天照大神(あまてらすおおかみ)を、天鈿女命(あめのうずめのみこと)の踊りと手力男命(たぢからおのみこと)の力で再び外に導き出したという天岩戸伝説にちなんだ山です。これとは別に国産み伝説の伊弉諾尊(いざのなぎのみこと)の人形も持つ事から、一時はあまのさかほこ山と呼ばれていた事もある様です。
宵山を飾る提灯は各鉾町で独自のものを使っていますが、必ず共通しているのが八坂神社の神紋である木瓜の提灯です。この形が胡瓜を切った断面に似ている事から、7月の間は胡瓜を食べないという習慣が鉾町には伝わります。その割に夜店で胡瓜の浅漬けを売っていたのですが、観光客相手なら売っても食べても関係ないという事かしらん?
岩戸山を後にし、新町通を北に上ります。ふと振り向くと、夜店越しに岩戸山の提灯が輝いていました。祭りの夜らしい、ちょっと幻想的な光景ですね。
| 固定リンク
「京都・洛中」カテゴリの記事
- 京都・洛中 蓮2009~相国寺~(2009.07.03)
- 京都・洛中 沙羅2009~天寧寺~(2009.07.01)
- 京都・洛中 水無月と黒豆大福~出町ふたば~(2009.06.30)
- 京都・洛中 桔梗2009~廬山寺~(2009.06.29)
- 京都・洛中 幸神社(2009.05.27)








コメント