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2008.05.16

京都・洛北 葵祭~走馬の儀~

Souma

京都三大祭の一つ葵祭が、5月15日に行われました。祭りのメインは斎王代を初めとする行列(路頭の儀)にあるのですが、まだ写真を整理仕切れていないため、最後の行事である走馬の儀を先にアップします。

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走馬の儀は葵祭を締めくくる神事であり、馬が疾駆する姿を神に奉納するという意味を持つそうです。形としては5日に行われる賀茂競馬に似ていますが、その起源は賀茂祭(葵祭)始原のご神託に依るとパンフレットにあり、宮中の行事を引き継いだ競馬とは性格が異なる様ですね。

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当日は馬寮から2頭、賀茂の馬5頭の計7頭が一の鳥居から二の鳥居までの間の参道を駆け抜けました。途中鞭を上げて神の座を指し示し、大声で叫ぶ事でその走る姿を神に捧げるという事らしいですね。

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競馬の時もそうだったのですが、下手に馬を刺激するととんでも無い事になると繰り返し場内アナウンスがありました。くどい程の警告だったものの、まさかそんな事は起こらないだろうと高を括っていたのですが、それが現実のものとなりかねないアクシデントが発生しました。最後の馬が暴れて乗尻が振り落とされてしまったのですね。

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乗尻は馬から落ちながらも手綱にしがみつき、引きずられながらも何とか態勢を立てなおそうと頑張ります。

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そして、あわや柵に激突するかという所まで来て、やっと身体を張って馬の暴走を食い止める事が出来ました。良くもまあ乗尻が倒れ込まなかったもので、下手をすると暴走した馬が観客席に飛び込んでいたかも知れません。

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ひやっとする光景でしたが、神職の叱責を受けた乗尻が再度馬を走らせると観客席から暖かい拍手が巻き起こり、一番大きな賞賛を受けていました。やっぱり失敗から立ち直る姿を見るのは、誰しも嬉しい様ですね。でも、当人は複雑な気分だっただろうなあ。

走馬の儀はこれで終わりではなく、御阿礼野高館という場所において後半が行われます。これは馬が山を駆け上がる事から山駆けと呼ばれるそうなのですが、残念ながら時間の関係でそこまでは見る事が出来ませんでした。もしかしたらこの部分は一般には公開されていないのかも、です。

賀茂競馬もそうでしたが、やはり馬が駆ける姿というのは、迫力があって良いものです。神に捧げるというのも頷けますね。この行事は下鴨神社でも行われており、来年はそちらも見てみたいものだと思っています。

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コメント

馬が疾走する姿は迫力がありますね。

とても走る馬を撮ることができませんし、
時間もなかったので生で行列を見ただけで
満足して帰りました。

いつか、神事として一連の葵祭をみてみたいです。
でも、それだけの体力ないだろうなぁ。。。

なおくんのレポート楽しみにしています(*^_^*)

投稿: Milk | 2008.05.17 10:22

さすが、京都!
けっこう馬の走る行事があるのですね。
馬も綺麗な馬ですし、
写真からも迫力が伝わってきますし、
見たいわ~

投稿: ヒロ子 | 2008.05.17 21:01

Milkさん、

この神事が始まったのは、午後6時頃の事でした。
行列が終わってから1時間半と待つのもくたびれましたが、
それだけの値打ちはありました。
家事を持つ主婦としては、ちょっと厳しい進行ですね。

私も葵祭を本格的に追ったのは今年が初めての事で、
勝手が判らずに右往左往してしまいました。
来年はもう少し落ち着いて祭りを楽しめたらと思うのですが、
その前にまた平日に休みが取れるかが問題ですね。うーん。

投稿: なおくん | 2008.05.17 21:37

ヒロ子さん、

下鴨神社でも走馬の儀の他に流鏑馬が行われていますし、
馬を走らせる事は神事に繋がる様です。
東北でも、相馬馬追というお祭りがありますよね。

ここは神社の境内という狭くて閉じられた空間ですから、
馬が走る時の迫力が違います。
すぐ目の前を大きな馬が全力で駆け抜けていくのですからね、
それは大したものですよ。
大草原を駆けめぐる様なスケール感はありませんが、
これはこれで見応えのある神事ですよ。
是非一度ご覧になって下さい。

投稿: なおくん | 2008.05.17 21:45

形としては足汰の単騎駆と同じかな?
足汰では袴の色が3色ありましたが、いずれも神職の衣装でした。
鞭を指して叫ぶのも一緒ですね。
今年のはこんな感じ
http://userdisk.webry.biglobe.ne.jp/010/703/96/N000/000/005/120963242003816121149.jpg
http://userdisk.webry.biglobe.ne.jp/010/703/96/N000/000/005/120963242909816332183.jpg

さらに目の前を駆け抜けた後、振り落としたのも一緒でした。
小石が顔面に当たって、「何っ!」と馬場尻を振り向いたら落馬していて、数十分中断したんですよ。
アナウンスでは、怪我は無かったそうです。

投稿: うさぎ | 2008.05.20 12:53

うさぎさん、

なるほど言われてみると、形は同じ様ですね。
足汰式の方はまだ見た事が無いのですが、
一度は行ってみたいです。

そうか、この種の行事には落馬は付きものなのですか。
危険は織り込み済みで、神事として続けてこられたのでしょうね。

伝統ある行事が事故で中止などという事が無い様、
願いたいものだと思います。

投稿: なおくん | 2008.05.20 21:35

馬に乗るなら落馬はつきものじゃないかな?
子供の頃、前に振り落とされて腹を踏まれたことがあります。
まぁ、かすり傷ひとつなかったんですけど、お馬さんは何に驚くか判りませんからね。

行粧の馬は体格も種類もバラバラで、荷役馬(農耕馬?)もいました。
とにかく掻き集めました、という感じです。
去年は内蔵使が振り落とされています。
http://userdisk.webry.biglobe.ne.jp/009/144/20/N000/000/003/117921897948716215491.jpg

競べ馬ならそこそこの馬を揃えているようですけど、スピードがのっている分、万一のときは危険なんですよ。
特に競馳の方は、観客席の最前列から1メートル程度の至近を疾走することもあります。(中央を走るようにしているようですが、ときどき埒スレスレに走るんですよね。)

そう考えると、フラッシュを焚く馬鹿は、首根っこを掴んでつまみ出せよ!と思います。

投稿: うさぎ | 2008.05.21 00:02

うさぎさん、

なるほど落馬事故は毎年の様に起きているのですね。
大事に至っていないのは何よりですが、
最近は何かあるとすぐに中止と結びついてしまうのが怖いですね。
まあ、これだけ歴史のある神事が、そう簡単には終わりはしないでしょうけど。

フラッシュの件は私も同感です。
あれだけアナウンスされているのに、止めない人が居るのですからね。
多分、自分のカメラが光っている事に気付いていないのかなとも思いますが。

フラッシュに関しては、
強制的に止めさせる方が良いという気がしますね。

投稿: なおくん | 2008.05.21 21:23

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