恋する京都 ロケ地案内~八坂神社~
八坂神社は、第1回に志乃と圭吾が出会った場所として登場します。二人が出会ったのは夜の八坂神社、南楼門の前の石段でした。
志乃がこの石段を登ろうとした時に草履の鼻緒が切れ、困っていたところに圭吾が現れたのです。草履を脱いで裸足で歩こうとする志乃を見て、芸妓さんがそんな事をするもんじゃないと言い、志乃を抱え上げたのでした。
実は、志乃には同じ様な事が以前にもあり、当時まだ舞妓だった志乃が、この階段の前でこっぽりの鼻緒が切れた拍子に倒れてしまい、そこに現れた太郎が志乃をお姫様だっこに抱いて石段を登ったのでした。
志乃は、圭吾に抱かれた時にそのフラッシュバックが起こり、圭吾と太郎と混同してしまいます。
この導入部については数々の疑問点があり、突っ込みたいところが山程あるのですが、今さらそれを言っても仕方が無いのでここでは触れないでおきます。ただ、この入り方をするのなら、志乃を祇園の芸妓にしておけば良かったのにと思ってしまいますね。
第3話で登場した八坂神社の祇園神水です。別名「力水」とも言いますね。地下90mの深さから組み上げられており、八坂神社の地下にあるという龍穴と同じ水脈だとも言われています。ただし、この井戸自体は比較的最近に掘られた新しいもので、由緒正しい井戸という訳ではありません。
その力水とセットで語られるのが、この美御前社です。美容の神様として知られ、力水を飲んでからここにお参りすると、美人になれると言われています。
ここは以前は祇園の舞妓や芸妓がお参りする程度だったのですが、最近は周囲が整備されて派手になり、その存在も広く知られる様になりました。霊験は祇園の舞妓が証明していますから、美しくなりたいと願う方は是非お参りされると良いですよ。なお、特に女性に限定はされてませんから、男性でも効果はあると思われます。
大晦日限定ですが、白朮(おけら)祭の灯籠です。第4話で出てきましたね。大晦日の夜にこの灯籠で白朮(キク科の植物)が燃やされ、その火を吉兆の火縄に移して家に持って帰るという風習です。そして、その火だねで熾した火で雑煮を炊き、1年の無病息災を願うのですが、でもほとんどがガスコンロの世の中ですし、どうやって火だねにするのか困惑するところですね。ましてや、IHともなればどうしようもない無いなあ。
あの持ち帰った火は、皆さんどうしているのでしょうね。
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コメント
なんとも提灯の明かりが美しいですね。
こんな場所でお姫様抱っこされてみたいです。
…いや…他人がいたら恥ずかしくて間違いなく拒絶するわ…
と一人妄想の世界に入っておりました^^;
投稿: ヒロ子 | 2008.02.22 21:47
ヒロ子さん、
夜の八坂神社はなかなか風情があって良いですよ。
ご覧の様に明るいし、それほど危ないという事もありません。
まあ、女性の一人歩きは避けた方が良いでょうけど。
お姫様だっこは、やはり女性にとってはあこがれですか。
舞妓プランのオプションにすれば、人気を集めるかも知れないですね。
でも、初対面でいきなりされたら、普通は騒ぐと思うのですが。
そんな男もまず居ないと思いますが、
この非日常性がドラマたる所以かなという気もします。
投稿: なおくん | 2008.02.23 08:24