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2008.02.21

恋する京都 ロケ地案内~三年坂界隈~

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この三年坂界隈もまた、恋する京都で頻出する景色です。第2話では高子と志乃がここを歩き、第3話では似顔絵を持った晶と英輝が圭吾と出会ったのが坂の途中でしたね。(以下、撮った時期が異なりますので、写真毎に季節が変わる事をあらかじめお断りしておきます。)

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そして、第2話において、志乃が男6人と女1人の団体を七福神に見立てた場所がこの店の前でした。この谷口松韻堂は江戸時代から続くという清水焼の専門店で、各窯元から焼き物を仕入れてはここで販売をされています。いつ行っても店先に焼き物が溢れているという感じの店ですね。

かつては、この店の続きである坂の西側には登り窯があったとの事で、清水寺へ向かう参拝者の列の横で、濛々たる煙が上っていた事でしょう。

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ここが志乃が高子に「おいでおいで」を教えた四辻です。本当に花街にあの風習があるのかどうかは知らないのですが、ドラマでは見事に効果を発揮していましたね。志乃は圭吾を、高子は後藤をそれぞれ呼び寄せた訳ですから。(上の写真は去年の9月、下の写真は今年の1月に撮ったものなのですが、その間に行われた工事によって石畳が失われています。)

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第3話において、志乃が菊を案内して焼き物師の晴雄を訪ねた店です。二人が入ったのは手前の六々堂だったはずなのですが、実際に店内が映されていたのは左の嘉祥窯の方でした。嘉祥窯は森岡嘉祥という陶芸家の店で、現在で三代目になるのだそうです。

また、ここは以前は阿古屋茶屋という水茶屋があった場所で、今でも二年坂に面して同名のお茶漬け屋さんが残っていますね。たぶん、かつては一軒の家だったはずで、この洒落た店構えは水茶屋時代の面影を残すべくデザインされたものなのかも知れません。

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三年坂からは外れますが、清水小学校もまた重要な舞台の一つになっています。ここは明治2年創立という大変由緒ある小学校なのですが、ドラマの中では八坂小学校という名称になっていました。第2話の京野菜の授業と高子のサッカー、第4話の学芸会の舞台として登場していましたね。

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出来るものならグラウンドから見える八坂の塔の写真などを撮りたいのですが、部外者が勝手に入る事が許されるはずもなく、外から見える景観だけをアップしておきます。

この校舎自体は昭和8年に完成したものですが、恐ろしくがっしりとした構えの校舎ですね。京都の小学校は地域ごとに何かに付けて張り合ったという経緯がありますから、きっと地元から多額の寄付があったのでしょう。京都を代表する産業の一つである清水焼の地元として、当時最先端の技術を駆使した建物を奢ったのではないでしょうか。そんな地元の気概が今に伝わっている様な気がします。

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