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2007.08.20

夏の旅・尾道紀行 ~尾道三部作・さびしんぼうの舞台~

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尾道三部作の最後の作品である「さびしんぼう」は、密かに「さびしんぼう」と名付けた女子高生「橘百合子」に恋をする主人公の前に、もう一人の奇妙な「さびしんぼう」が現れます。実はそれは少女時代の母親・タツ子だったという設定で、富田靖子が二人の「さびしんぼう」を巧みに演じ分けています。

今回の旅行で比較的多くのロケ地を訪れられたのはこの作品でした。

ここは、主人公が住む西願寺から町に出る通路であると共に、橘百合子の通学路でもあったという道です。ごらんのとおり車一台が通るのがやっとという通路で、今回は地元のタクシーに案内してもらったから良かったものの、自分で運転して行けば必ずや立ち往生をしていたであろう事は間違いありません。

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この四つ角は作品中に何度も登場するのですが、百合子の自転車が故障し、主人公が偶然そこに通りかかるという重要なシーンもここでしたね。

また、雨の夜のシーンにおいて、なぜかこの石碑の前で青い火が燃えていました。ところで今回行ってみて判ったのですが、この石碑は墓石だったのですね。するとあの炎は一体何だったのでしょう?

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そして、この階段が西願寺の入り口の階段です。ここも何度も登場しましたが、最後に「さびしんぼう」が消えてしまう場面が一番印象的に残っています。

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この西願寺の鐘楼も作品中に頻出しますが、この周りで、現在のタツ子と16歳のタツ子(さびしんぼう)が追いかけっこをするシーンが、コミカルに描かれていてなかなか面白しろかったです。

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これが主人公が橘百合子と乗った渡し船と言いたいところですが、間違えました。実際にはもう一つ西にある福本渡船だったのですね。

それでも夏休み中にも関わらず自転車に乗った女子高生が乗っていて、なるほど映画のシーンは嘘ではないのだなと確認出来たのは良かったです。

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「さびしんぼう」では、渡し船のシーンが叙情的に描かれており、この映画をファンタジーに仕上げています。大林監督に依れば、尾道三部作は失われていく古き良き街を残すべく、あえてシュガーコーティングを施した演出をして観客の情感に訴えたとの事ですが、その最たるシーンがここに現れていたのかも知れません。


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コメント

残念ながらこの、「さびしんぼう」だけ知りません(^_^;)

雨のお墓で青い火が燃えていたんですか?
是非、確認してみないとヾ(^^;)

投稿: Milk | 2007.08.21 09:51

Milkさん、コメントありがとうごさいます。

はい、不思議な青い炎が燃えているのです。
主人公も不審に思ったのか消す様なそぶりを見せるのですが、
結局はそのまま家に帰ってしまいます。
画面では気が付かなかったのですが、
これが墓石だとすると意味深な炎という気がしますね。
是非DVDを借りて見て下さい。
枚方市の中央図書館なら、VHSですが置いてありますよ。

投稿: なおくん | 2007.08.21 21:21

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