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2006.07.15

京都・祇園祭 宵々々山@夏っちゃんぶろぐ

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(放下鉾の駒形提灯)

京都に夏の訪れを告げる祇園祭。その夜の祭りである宵山が始まりました。今年は7月14日から16日までの間、各山鉾で祇園囃子が奏でられ、鉾町では秘蔵の屏風を飾る屏風祭が行われます。我が家では、その初日にあたる14日、いわゆる「宵々々山」に出かけてきました。

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普通は京阪にしろ地下鉄にしろ、四条通から行く事が多いのですが、今回は混雑を避ける為に三条通から鉾町へと向かいました。その甲斐あって、普段あまり見ることの無い山と出会う事が出来ました。その一つが黒主山。六歌仙の一人大伴黒主が桜の花を眺める姿を現す人形が飾られている山です。四条通から入ると、あまりの混雑の為に、ここまで北上する前に引き返してしまう事が多いのですよね。

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多くの場合、宵山では山の人形は各鉾町の会所に飾られており、路上で見ることが出来るのは台車だけです。その会所で飾られていた橋弁慶山の人形。右が牛若丸、左が弁慶ですね。五条大橋で二人が出会った場面を表しているのですが、去年の大河ドラマを思い浮かべた人も多かったのではないでしょうか。巡行中には遠過ぎてよく判らない人形も、こうして飾られてあるとその精巧さが窺えてなかなか興味深いです。

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宵山の醍醐味は、何と言っても祇園囃子の生演奏です。この時期、京都を歩けばそこかしこから聞こえてきますが、やはりテープと生とでは大違い。宵山という舞台装置も大切ですね。この音色を聞いただけでもここに来て良かったなと思えます。(写真は北観音山。)

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宵山ならではの光景の一つが、少女達の粽売りです。声を揃えて、「粽どうどすか~。」と呼び込みをする姿は、宵山の風情の一つですね。ここ霰天神山では、路地の奥の会所内に設けた売り場から、スピーカーを通して少女達の声を表通りに流していました。私も可愛い歌声に釣られて入ってみたのですが、お母さん方が背後で見守る中、彼女たちが一生懸命に粽売りに励んでいました。

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ここで買った粽は、一束600円。大体どこで買っても同じ値段の様ですね。ちなみに、この粽は家の入り口に飾って魔除けとするためのもので、中には何も入ってはいません。ところが今年から黒主山で、中身の入った粽を売るようになったそうです。何でも、何も知らずに買って帰った人から「中身が入っていない」と苦情が来る事が多く、その対策らしいですね。粽と言っても普通の「ういろう」ではなく生麩を主体としたものらしいですが、残念ながら今回は買っていません。1本千円と少し高めですが、これから行かれる方、話の種にどうですか。

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そして、こちら南観音山では、粽と共に縁起物のロウソクの呼び込みをしていました。宵山にロウソクの灯火はよく似合いますね。

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写真は、放下鉾周辺の様子です。大通りから一歩入った鉾町の辻は、どこも人波で溢れていました。14日は比較的空いている事が多いのですが、やはり週末に重なった事が大きかったのでしょうね。鉾町の人達が、14日からこんなに混んでいるのは初めてだと囁き合っていたのが印象的でした。

ところで、三条から入った事で困ったのは、南北の室町通と新町通が、共に北行き一方通行になっていた事です。(四条通から北側。南側は今回行っていないので判りません。)一筋違いに南行きにしておいてくれればと思うのですが、実際に南へ向かおうと思えば、烏丸通か西洞院通へ出るしかありません。このため、全ての山と鉾を見て回ろうと思うと、何度となく烏丸通か西洞院通へ出ては南に下るという事を強いられます。このため、これから行こうと思っている人は、あらかじめ地図をよく見て、効率の良いルートを考えて置く事をお勧めします。ちなみに、行き当たりばったりの我が家は、同じ場所を3回も通る羽目に陥りました...。

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宵々々山とあってか、烏丸通はまだ余裕がありました。ほとんどの人が背中を向けていのは、一度鉾町から抜けて、南を目指している人が多いからです。これが今夜、明日ともなれば、人人人で埋まって身動きが取れなくなる事でしょうね。

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こちらは四条通です。さすがに人は多いですが、ここもまだ余裕があります。それでも16日の夜には、きっと人波で埋まってしまう事でしょうね。

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昨年は昼間見た蟷螂山。細工物の人形は見えにくいですが、やはり夜の風情には格別なものがあります。

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屋台のお面を見ると、子供がまだ小さかった頃に買ってやった事を思い出します。当時は一枚800円だったけど、今は幾らになっているのでしょうね。あんまり高くて買う人が少なかったのでしょう、お面を付けて歩いている長男に向かって、そこの「オーグリーン、もう一枚買ってくれ!」と店の人から声を掛けられたのが昨日の事の様です。

人波に押され、汗だくとなった宵山でしたが、やはりその熱気と風情は格別なものがありました。何度行ってもワクワクする、京都を代表するお祭だけの事はありますね。


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コメント

お祭はやっぱり夜ですね(*^_^*)

提灯に灯がともるとグッと良い雰囲気です。
歩くのにも一方通行なんですね。京都通のなおくんでさえ、同じ道を3度通ったんですか?
私ならとんでもない道に出て迷子になるかもヾ(^^;)
山鉾の位置が描いてある団扇をもらいましたが、一方通行の道路も書いてあるといいのにね(^_^;)

投稿: Milk | 2006.07.15 17:51

こんばんは、なおくん様

一方通行、毎年どんどん複雑になっていく気が致します。
数年前までは歩行者の交通規制はなかったのですが・・・。
私も昨日は丁度同じ辺りにおりましたよ~。
もしかしたら、すれ違っていたかもしれませんね。
今年も子供達に浴衣を着せにいくババとなりに行っております(笑)。
トラックバックさせて頂きますね。

投稿: いけこ | 2006.07.15 18:46

Milkさん、いけこさん、コメントありがとうございます。

Milkさん、私の知る限り、一方通行の情報はどこにも無い様ですね。
言ってみなければ判らないというのも、ちょっとどうかなと思います。
我が家の場合は本当に行き当たりばったりで、
あっちが面白そうと気まぐれで道を曲がったり、
子供があの屋台に行きたいと言っては寄り道したりで、
気が付くと同じ場所をぐるぐると回っていたという次第です。
でも迷路遊びみたいで面白かったですよ。

いけこさん、あの可愛い浴衣姿の内の何人かは、いけこさんの手に依っていたのですね。
子供達も毎晩かり出されて、さぞかし大変なんだろうなあ。
私は同じ場所を行ったり来たりしていたので、
きっとどこかですれ違っていた事でしょうね。
でもあれだけ大勢の人が居ると、少々の顔見知りでは気が付かない事でしょう...。
今日、明日といけこさんの出番は続くのですね。暑いでしょうけど頑張って下さい。

投稿: なおくん | 2006.07.15 19:44

トラックバックありがとうございました。

今年は宵山初日しかいくことができず、しかも夜には職場で新人歓迎会があったので長居もできず…

でもほんのちょっとだけの時間でも楽しめるのが宵山のいいところかも。

一方通行ですが、四条通・烏丸通の交通規制が始まる18時頃からやってるみたいですね。でも予備知識がないとどの道がどっち方向の一方通行になるのかわからないのが残念です。配布している団扇にでも書いてくれればいいのに…

投稿: こりんご | 2006.07.17 23:51

こりんごさん、コメントありがとうございます。
今年の祇園祭は雨に祟られどおしで、それを考えると14日に行ったのはラッキーでしたね。
それに3日間の中では一番人出も少なく、まだ余裕を持って楽しむ事が出来ました。
一方通行については、以前は行き違うのに一苦労していた事を思えば正解かも知れませんが、
やはり告知は必要ですね。
せめてネット上に流してくれればと思います。

投稿: なおくん | 2006.07.18 23:34

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